ソニン「まさか私が女優業をやると思ってもみなかった」芸能生活20年を振り返る

「この世界にいる限り、人を感動させたい、人のためになりたい」【写真:荒川祐史】
「この世界にいる限り、人を感動させたい、人のためになりたい」【写真:荒川祐史】

Abema TV「17.3 about a sex」では保健の先生を好演

――このドラマで「アセクシャル(無性愛)」という言葉を初めて知りました。

「私も知らなかったです。要は恋愛自体、もしくは性行為自体に興味がない人たちのことです。昔は、人に興味ない、恋愛体質じゃないくらいのこと、という認識だったかもしれないですね。悩んでいた人たちが、こういう言葉ができることによって、こういうドラマができることによって、少しでも世の中を生きやすくなったらいいと思います」

――最後に今後の目標、生き方について教えてください。

「昔から、出会いとか偶然に反応して、自分の意思を決めてきたところがあります。ファンだったSPEEDのライブで、思わぬ感動に出会い、こんな違う世界で生きる人がいる、私も感動させられる人になりたいと思って、歌手になることを目指しました。芝居も、いただいた仕事を一生懸命にやっていたら、すごく楽しくて、芝居をやりたいと思うようになったんです。特に今後の目標って頭にありませんが、この世界にいる限り、人を感動させたい、人のためになりたい、明日の活力になりたいっていう気持ちは変わらない。時代の流れに沿って、いろんなことをやっていくんだろうと思います。基本的には飽き症で、『刺激が欲しい』が口癖。新しいことをやりたくてしょうがないし、新しい自分に出会いたい。時代の流れ、環境に沿って、ベストな方向を向き、柔軟性を持って進んでいきたいと考えています」

□ソニン(SONIM)1983年3月10日生まれ、高知県出身。2000年10月18日、EE JUMPのメインボーカルとして「LOVE IS ENERGY!」でCDデビュー。01年よりソロ活動。02年に第40回ゴールデン・アロー賞音楽新人賞。03年、TBSドラマ「高校教師」で女優として活動し、第36回ザテレビジョンドラマアカデミー賞新人俳優賞。07年、「スウィニー・トッド」でミュージカル初出演。「RENT」「トロイラスとクレシダ」「ダンス・オブ・ヴァンパイア」の演技で第41回菊田一夫演劇賞を受賞。「1789 バスティーユの恋人たち」「マリー・アントワネット」では第26回読売演劇大賞優秀女優賞を受賞。20th Anniversary Single「ずっとそばにいてね。/カレーライスの女”2020 Remix”」が10月14日発売。

次のページへ (4/4) 【写真】ソニンの全身ショット
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