ヒョードルの日本引退試合は金網戦に RIZIN VS ベラトール5対5対抗戦が決定
RIZINの榊原信行CEO(55)は14日、都内で会見し、12・29ベラトールジャパン(さいたまスーパーアリーナ)のメインカード、“氷の皇帝”エメリヤーエンコ・ヒョードル(43=ロシア)VSクイントン“ランペイジ”ジャクソン(41=米国)についてケージ(金網)で行うと発表した。
12・29ベラトールジャパン、大みそか「RIZIN.20」
RIZINの榊原信行CEO(55)は14日、都内で会見し、12・29ベラトールジャパン(さいたまスーパーアリーナ)のメインカード、“氷の皇帝”エメリヤーエンコ・ヒョードル(43=ロシア)VSクイントン“ランペイジ”ジャクソン(41=米国)についてケージ(金網)で行うと発表した。
当初、ベラトールのスコット・コーカーCEOは日本のファンになじみ深いリングでの対戦の可能性も示唆していたが、米国から直径9メートルのケージを船便で日本に輸送する。ドクターを除く、レフェリー、ジャッジ、リングアナウンサーなどスタッフも米国から呼び寄せる。ルールはベラトールが通常、米国で行っている試合と同じで、グラウンド状態の踏み付けなどは禁止。本場と同じ雰囲気の中、リアルタイムで全米にテレビ中継されることになった。ヒョードルは、この試合が日本引退試合となる。
また、ベラトール日本大会と大みそか「RIZIN.20」(さいたまスーパーアリーナ)の追加対戦カードも決定した。
両大会では、ベラトール VS RIZINの対抗戦が計5試合行われる。
ベラトール日本大会では3試合が行われ、先鋒戦のゴイチ・ヤマウチ(ベラトール)VSダロン・クルックシャンク(RIZIN)、次鋒戦のイララ・ジョアニ(ベラトール)VS渡辺華奈(RIZIN)、中堅戦のロレンズ・ラーキン(ベラトール)VS中村K太郎(RIZIN)が決まった。
RIZINでは2試合が行われ、副将戦の元谷友貴(RIZIN)VSパトリック・ミックス(ベラトール)、大将戦の朝倉未来(RIZIN)VSジョン・マカパ(ベラトール)の組み合わせとなった。
RIZIN側の大役を務める朝倉は「オレが一番面白い試合をするので楽しみにしてください」と気合。「対抗戦の大将に選ばれたことについては、自分の強さに自信があるので、任せてくださいって感じです」と自信をみなぎらせた。マカパについて「結構、強い選手。これから追い込みをかけていく」と油断することなく、究極の仕上げを目指す。
また、元谷は「相手は12戦無敗ですごく強いですけど、自分の価値を上げるチャンス。相手には初めて敗北を味わってもらおうと思っている」と返り討ちを誓った。
紅一点の渡辺は「打撃も寝技もしっかりできて強い選手。ワクワクしているというのが一番の気持ち。全力で倒しにいきたい。そして日本代表、RIZIN代表として必ず勝ってチームの全勝に貢献したい」と表情を引き締めた。
榊原CEOは「正直負けたくない。RIZINの誇りを胸に最高の戦いを見せてくれることを期待している」とRIZIN勢にハッパをかけた。
また、ベラトール日本大会ではRIZIN提供試合としてアンディ・ウィンVSあい、住村竜市朗VSジョン・タック、越智晴雄VSジャレッド・ブルックス、矢地祐介VS上迫博仁の4試合も行われる。