“家事分担”で妻が夫に悲痛な叫び… 「名もなき家事に気づいてほしい」

みんなのマーケット株式会社(東京都)が「くらしのマーケット」会員497人に対して「夫婦の家事分担」に対するアンケート調査を実施。新型コロナウイルス感染拡大によって在宅時間が長くなり、男性も家事を手伝いやすい環境となった一方で、在宅時間の増加によってよりストレスを抱いているという女性の声も多数あがった。

夫との家事分担に悩む主婦(写真はイメージ)【写真:写真AC】
夫との家事分担に悩む主婦(写真はイメージ)【写真:写真AC】

男性側が家事を手伝いやすい環境となった一方でストレスを抱える女性側も

 みんなのマーケット株式会社(東京都)が「くらしのマーケット」会員497人に対して「夫婦の家事分担」に対するアンケート調査を実施。新型コロナウイルス感染拡大によって在宅時間が長くなり、男性も家事を手伝いやすい環境となった一方で、在宅時間の増加によってよりストレスを抱いているという女性の声も多数あがった。

 結婚・パートナーと同居している人に対し、「実際の家事分担の割合」を聞いたところ、「半分またはそれ以上」家事を請け負っていると回答した男性は32.5%。一方で、夫が「半分またはそれ以上」やっていると回答した女性は更に少ない23.1%となった。全ての家事を把握できていない男性もいることから、男女間で回答のバラつきがあると想定された。

「家事についての貢献度」についての調査では、「よくやっていると思う」「どちらかと言えばよくやっていると思う」と肯定的な自己評価をした男性が過半数の59.4%となった一方で、女性からの夫に対する評価は40.1%と20ポイント近く下回った。

 反対に、女性の自己評価については「よくやっていると思う」「どちらかと言えばよくやっていると思う」と回答した人が83.8%となった一方、男性からの妻に対する評価はそれを更に上回る88.5%となった。

 また、「パートナーにやって欲しいと思う家事は?」という質問では、男性は「料理」と回答した人が最も多く、女性からは“力作業で特にスキルを必要としない家事”を手伝ってほしいということで、「風呂掃除」や「ごみ出し」などの回答が多かった。

 家事負担について、男性側からは「土日には休みたい」「自分が不得手な部分なので、全てを主体的にやってほしい」という声があがるなか、女性側からは「一番トイレを汚す人がトイレ掃除しないのは解せない」「当たり前にやっている事だけど、大変だということを実感してもらいたい」「家事は自分はやらなくていいと思い込んでいるので考え方をなおしてほしい」「名もなき家事に気づいてほしい」など、悲痛な心の叫びが飛び交った。

次のページへ (2/2) 【画像】実際にやっている家事とやって欲しい家事
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