FRUITS ZIPPER、東京ドーム公演成功に見た「夢=実現」の力「アイドル以上のアイドルを目指す」

アイドルグループ・FRUITS ZIPPERが1日、初の東京ドーム単独公演「FRUITS ZIPPER SPECIAL LIVE 2026『ENERGY』」を開催し、満員となる約5万人を動員した。デビューから1379日、アイドル戦国時代をけん引する彼女たちの「夢をかなえる力」がそこにあった。

初の東京ドーム単独公演を開催したFRUITS ZIPPER【写真:ヨシモリユウナ】
初の東京ドーム単独公演を開催したFRUITS ZIPPER【写真:ヨシモリユウナ】

キャパ150人デビュー→4年で333倍増

 アイドルグループ・FRUITS ZIPPERが1日、初の東京ドーム単独公演「FRUITS ZIPPER SPECIAL LIVE 2026『ENERGY』」を開催し、満員となる約5万人を動員した。デビューから1379日、アイドル戦国時代をけん引する彼女たちの「夢をかなえる力」がそこにあった。

 きゃりーぱみゅぱみゅや新しい学校のリーダーズを輩出したアソビシステムが立ち上げた次世代アイドルプロジェクト「KAWAII LAB.」から2022年に誕生したFRUITS ZIPPER。元アイドルであるプロデューサー・木村ミサのもと、「原宿から世界へ」をコンセプトに、月足天音、鎮西寿々歌、櫻井優衣、仲川瑠夏、真中まな、松本かれん、早瀬ノエルの7人が、個性が集まる街・原宿を出発点に、音楽・ファッションなどのカルチャーを融合させた新しい “KAWAII”を世界へ発信してきた。

 2022年4月にデビューすると、『わたしの一番かわいいところ』がTikTokでZ世代を中心に注目を集め、TikTok内での再生回数は約30億回、ミュージックビデオ(MV)は6400万再生を突破する大ヒット。23年には「日本レコード大賞」最優秀新人賞を受賞した。

 24年5月には、グループの目標の一つとして掲げてきた日本武道館でのワンマンライブを開催。同秋からはグループ初にして史上最大規模の全国ホールツアーを成功させ、昨年8月のさいたまスーパーアリーナ公演で今回の東京ドーム公演がサプライズ発表。メンバーは抱き合って号泣した。さらに、大みそかの『NHK紅白歌合戦』にも初出場を果たした。

 海外進出に目を移せば、23年に台湾で初の単独ライブを開催。昨年10月から11月にかけては、グループ史上初となるアジアツアー「FRUITS ZIPPER 1st ASIA TOUR 2025」を台北、上海、ソウルで開催し、今年3月にはハワイにも上陸する。

 そんな破竹の勢いを見せる彼女たちも、22年4月24日のデビューライブ(恵比寿CreAto)はキャパ約150人の会場からのスタート。しかも、当初予定していたお披露目ライブはメンバー、スタッフの新型コロナウイルス感染により延期を余儀なくされた。

 また、2024年8月には「Spirit of Japan」出演でアメリカ初上陸を果たしたが、当初は23年6月にダラスで開催されたイベント「A-Kon Episode 32」に出演予定も、入国ビザ取得が間に合わず無念のキャンセルとなり、1年越しの渡米だった。『紅白歌合戦』も24年は落選し、メンバーたちは涙をのんだ。常に順風満帆だったわけではなく、数々の試練を乗り越え、成功をつかんできた過去がある。

会場は5万人の“ふるっぱー”で埋め尽くされた【写真:ヨシモリユウナ】
会場は5万人の“ふるっぱー”で埋め尽くされた【写真:ヨシモリユウナ】

7人の個性が融合

 7人それぞれの輝く個性、ポップチューンからエモーショナルなナンバーまで歌いこなす楽曲の多様性、統制された魅せる演出など、FRUITS ZIPPERの魅力は挙げればキリがないが、夢を実現させる力は群を抜いている。

 メンバーの松本は初の武道館公演で「今度はいつかさいたまスーパーアリーナに行きたいでーす。みんなで一緒に行こうねー」と口にし、翌年に見事実現。仲川も昨年3月、ENCOUNTのインタビューで「今後挑戦してみたいこと」に「東京ドーム公演」と語り、1年経たずに現実のものとなった。

「私たちはこれまで夢を口にして、たくさんかなえてきたので、東京ドーム公演も私たちの大きな目標として絶対に実現したいので、いろんなところでどんどん言っていこうと思います!」

 そんな仲川のインタビューでの言葉も説得力がある。「夢=実現」「かなわない夢はない」――。東京ドーム公演でも、これまでの軌跡を振り返る演出でその言葉が映し出されたが、FRUITS ZIPPERの姿はまさにそれを体現している。

 仲川は公演本編最後のMCでも、その思いを改めて口にした。

「私たちは100人規模の小さなライブハウスでデビューして、そこから一生懸命頑張って、悲しいことやしんどかったこともたくさんあった3年と10か月でした。でも、その私たちがたくさんの夢をかなえてこれて、そして今日ここ東京ドームでライブをするという大きな夢をかなえてくれたのは、私たち7人だけの力ではありません。いつも応援してくれて、優しく寄り添ってくれて、たくさん励ましてくれるファンのみんなや、いつもサポートしてくれているマネジャーさん、スタッフさん、関係者の皆さんがいるから、私たちはここまで輝き続けることができました。

 私たちはこれからも『NEW KAWAII』という大切な言葉を、もっともっとたくさんの人に届けていきたいし、もっともっと大きな夢をかなえる時には、ここにいるふるっぱー(ファンの愛称)のみんなに一緒にいてほしいなと思います。私たちは本当に、本当にみんなのことが大好きです! だから、みんながいつもたくさんくれる愛を、そのまま自分にもたくさん与えてください。私たちはいつもみんなの味方だし、本当に大好きだよということをこの場で伝えたいです。今日はこんなに素晴らしい景色を見させてくれて、東京ドームに来させてくれて、本当にありがとうございました!」

 開演から3時間でアンコールを含めて全44曲。『ENERGY』の公演タイトル通り、「みんなが主役になれる」(真中)エネルギー、活力に満ちあふれた初の東京ドーム公演だった。

 そして、「アイドル以上のアイドルを目指す」彼女たちの挑戦はこれからも続く。

<FRUITS ZIPPER SPECIAL LIVE 2026「ENERGY」セットリスト>
1. RADIO GALAXY
2. 君の明るい未来を追いかけて
3. うぇるかむとぅ~ざ♡ふるっぱー!
4. ぴゅあいんざわーるど
5. はちゃめちゃわちゃライフ!
6. KawaiiってMagic
7. Sugarless GiRL
8. ハートのローラーコースター
9. キミコイ
10. ずっと、ずっと、ずっと!
11. skyfeelan
12. ふれふるサマー!
13. 君と目があったとき
14. かがみ
15. 大きくなったら何になる?(松本かれん・櫻井優衣) ※初披露
16. BABY I LOVED
17. 世界はキミからはじまる
18. 好き、お願い
19. スターライト・ヴァルキリー
20. We are Frontier
21. Re→TRY & FLY
22. Midnight in my Head(鎮西寿々歌・早瀬ノエル) ※初披露
<COSEIメドレー>
23. 末っ子パラドックス(早瀬ノエル)
24. すーぱーかれんたいむ(松本かれん)
25. ぱーすとめいみー(鎮西寿々歌)
26. 月の音(月足天音)
27. Spotlight(櫻井優衣)
28. Chill Out(仲川瑠夏)
29. マナカマナカマナ(真中まな)
30. CO-個性
31. Going!
32. ふるっぱーりー!
33. Round and Round(仲川瑠夏・月足天音・真中まな) ※初披露
34. NEW KAWAII
35. ピポパポ
36. さん
37. ハピチョコ
38. わたしの一番かわいいところ
39. フルーツバスケット
40. JAM
41. 完璧主義で☆

EN1. 成長期なので。 ※初披露
EN2. 虹
EN3. 超めでたいソング ~こんなに幸せでいいのかな?~

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