高橋一生、利重剛監督とタッグで主演 身に覚えのない“妻”探し描く映画『ラプソディ・ラプソディ』5月公開

俳優の高橋一生が主演し、利重剛が監督・脚本を務める映画『ラプソディ・ラプソディ』が5月1日に公開されることが30日、発表された。利重が長編映画のメガホンをとるのは『さよならドビュッシー』以来13年ぶりとなる。

『ラプソディ・ラプソディ』で主演を務める高橋一生【写真:(C)2026 利重 剛】
『ラプソディ・ラプソディ』で主演を務める高橋一生【写真:(C)2026 利重 剛】

謎のヒロイン・繁子役は呉城久美

 俳優の高橋一生が主演し、利重剛が監督・脚本を務める映画『ラプソディ・ラプソディ』が5月1日に公開されることが30日、発表された。利重が長編映画のメガホンをとるのは『さよならドビュッシー』以来13年ぶりとなる。

 本作は、人づき合いを避けながら生きて来た男・夏野幹夫が、知らない間に籍を入れられていたことをきっかけに、人生が思いがけない方向へと動き出していくさまを描き出した人間ドラマ。ある日、パスポート更新のため役所を訪れた幹夫が、全く身に覚えのない「続柄:妻」の文字が記載された戸籍謄本を受け取ったことから物語は始まる。繁子という名の女性が勝手に籍を入れていたことを知った幹夫は、街角の小さな花屋で破天荒すぎる女性・夏野繁子を見つけ出す。

 主人公・幹夫を演じる高橋は、『岸辺露伴は動かない』シリーズや『スパイの妻』などの話題作で活躍を見せる。見ず知らずの幹夫と勝手に籍を入れ、周囲を翻弄する謎のヒロイン・繁子役には、NHK連続テレビ小説『まんぷく』や映画『夜明けのすべて』などに出演する呉城久美が起用された。共演には芹澤興人、池脇千鶴らが名を連ね、監督の利重もキーパーソンとして自ら出演。音楽は日本を代表する世界的ジャズ・ピアニストの大西順子が手掛ける。

 撮影は利重の地元でもある横浜で行われ、横浜市中区の全面協力のもと、実在のレストランやカフェ、店舗が劇中にそのまま登場する。公開は5月1日よりテアトル新宿、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー。ロケ地の横浜では横浜ブルク13、横浜シネマリンでの公開を予定している。

 出演者らのコメントは下記の通り。

○高橋一生
「兼ねてから尊敬していた利重さんに、利重さんが長年温めてこられた作品でお声がけいただき、幹夫という人間を通して、初夏の横浜を過ごしました。人と深く関わっていくことは、時に誰かや世界を変えてしまうことにもなり得る。幹夫は、それを極端に嫌がりながら生きている人物です。演じているうちに、登場人物たちと同じように、撮影期間中、ふと我に返ると、幹夫を守りたいと思っている自分がいることに気づきました。

 ただ、『こうしてあげたい』『こうしたら良いのに』という気持ちは、いつの間にか相手の上に立ってしまう危うさも含んでいて良かれと思うことが、かえっていろいろなことを固定して、誰かを弱い存在として扱ってしまうこともあるのだと、幹夫を通して考えさせられた気がしています。そんな気持ちの時は、大抵その対象より自分の方が劣っているものですが(笑)

 とはいえ、不器用でも、滑稽でも、人は自分が見ている世界から、別の人間の世界に交わっていかなければならない。当たり前のことではありますが、その当たり前が、いつの間にか端折られてしまいがちな世の中で、幹夫の人生を一夏生きる間に、もう一度その感覚を丁寧に見つめる時間を過ごせた気がしています。誰にでもあったような感覚を、純粋に持ち続けてしまった不器用な人間同士が、表現の仕方は違いながらも、やさしい世界で出会っていく物語です。

 全編横浜ロケでの撮影は、街の方々にもとても温かく受け入れていただきました。その空気も含めて、ぜひ劇場で、この時間を過ごしていただけたらうれしいです」

○利重剛
「僕は、映画館を出た後もまだ映画が続いているように感じる映画が大好きです。街を眺めながら、あの主人公たちはその後どうしてるかなと想像してもらえるような作品を目指して作りました。『そう、たまにはこんな感じのものを観たかったんだよ』と言ってもらえるような作品になっていればうれしいです」

次のページへ (2/2) 【写真】高橋一生主演『ラプソディ・ラプソディ』 劇中ショット
1 2
あなたの“気になる”を教えてください