【ばけばけ】サワにまさかの悲痛展開 制作統括が解説「自分はシンデレラではないという自縛」

俳優の髙石あかりがヒロイン・松野トキを演じるNHK連続テレビ小説『ばけばけ』(月~土曜午前8時)の第85回が30日に放送され、結婚間近と思われたサワ(円井わん)と庄田(濱正悟)のまさかの展開が描かれた。サワの幸せを予想し「なぜ?」と思った視聴者も少なくなかったはず。制作統括・橋爪國臣氏が取材に応じ、背景を説明してくれた。

サワを演じる円井わん【写真:(C)NHK】
サワを演じる円井わん【写真:(C)NHK】

サワと庄田に制作統括「話は続きます」

 俳優の髙石あかりがヒロイン・松野トキを演じるNHK連続テレビ小説『ばけばけ』(月~土曜午前8時)の第85回が30日に放送され、結婚間近と思われたサワ(円井わん)と庄田(濱正悟)のまさかの展開が描かれた。サワの幸せを予想し「なぜ?」と思った視聴者も少なくなかったはず。制作統括・橋爪國臣氏が取材に応じ、背景を説明してくれた。

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(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 第85回では庄田がサワにプロポーズする姿が描かれた。サワも庄田に好意を寄せている流れだった。だが終盤、サワが「断る理由なんてこれっぽっちもなかったのに」とまさかの破局をトキに明かし、号泣する姿が描かれた。なぜ結婚しない選択なのか。

「サワはアナザートキ。2人は対の存在です。トキはいい人と出会えて結婚したシンデレラ。自分で何かを成し遂げて豊かな暮らしを得たわけでありません。一方でサワは違います。トキの近くにいるからこそ自分はシンデレラではないという自縛に陥っていたと思います。なみが“結局、女は身を売るか男にもらわれるしかない”という主旨の話をしていましたが、その言葉も(自分は違うと)自縛につながったかもしれなせん。トキが、『サワは自分の力であそこ(長屋)から出る。だから大丈夫』というなみの言葉をサワに話したことも自縛になったかも。サワは庄田と結婚しても幸せな未来があったと思いますが、『そうじゃない』と自分自身を縛っていたと思います」

 今後のサワと庄田が気になる。

「まだ2人の話は続きます。終盤まで出てきます」

 サワを演じた円井とはどんな話をしたのだろう。

「最初はサワの結末を話していませんでした。アナザートキになることは分かっていましたが、具体的な展開は円井さんがサワをどう演じるかを見ながら、という形でした。仲違いしても最後は元に戻り、たとえ10年ぶりに再会しても話せるような関係になったらいいねと話していました。円井さんのお芝居を見ていると、サワとトキは心を許せる親友になっていると感じました。展開案としては嫉妬から意地悪するとか……いろんな可能性を残していると円井さんに伝えていましたが、最終的には意地悪しない方がサワらしいという話になり、自分自身を縛り付けていく生きにくい生き方をしている女性になりました」

 円井の反応は。

「『切ないけど分かります……切ないですね』と話していました」

 ここで円井の魅力を聞いてみた。

「相手の芝居をちゃんと受けて自分の芝居をきちんできる人。相手の芝居を受けてから、考えての芝居ではなく、リアルにただ返す。引いた目で見るとあっさりしていますが、でも、それがちゃんと人間らしさだし、お芝居を長く見ていると先の展開につながっていて感動する、ということができる役者さん。そのすごさが彼女の持ち味」

 庄田を演じた濱正悟の魅力も尋ねた。

「好青年。きっといい人だろうなということがとても伝わってくる人柄だと思いますし、それが芝居にも出ていると思います。庄田は演じ方によっては腹に一物をかけている男にも見せることができる人物ですが、彼のお芝居からは悪いことがなく素直な青年だろうなというのが伝わり、役にとてもいい影響を与えていると思います」

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