『ワンダーマン』“三流俳優役”を演じるのは映画賞総なめの超一流俳優 実は3度もMCU作品出演…ベン・キングズレーに注目
マーベル・スタジオによるドラマシリーズ『ワンダーマン』が、28日よりディズニー公式動画配信サービス・ディズニープラスにて全8話独占配信がスタート。本作で注目を集めるのが、“三流俳優役”を演じる米俳優ベン・キングズレーの存在だ。映画賞を総なめにしてきた超一流俳優でありながら、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品にはこれまで3度出演してきた名優が、再び異色の役どころに挑む。

実は3度もMCU作品に登場してきた名優の異色キャラクター
マーベル・スタジオによるドラマシリーズ『ワンダーマン』が、28日よりディズニー公式動画配信サービス・ディズニープラスにて全8話独占配信がスタート。本作で注目を集めるのが、“三流俳優役”を演じる米俳優ベン・キングズレーの存在だ。映画賞を総なめにしてきた超一流俳優でありながら、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品にはこれまで3度出演してきた名優が、再び異色の役どころに挑む。
『ワンダーマン』は最強のヒーロー、ワンダーマンそのものではなく、ワンダーマンというヒーロー役を演じたいだけの無名俳優サイモン・ウィリアムズを主人公に据えた作品。サイモンの前に現れるのが、ハリウッドの厳しさを知る先輩俳優トレヴァー・スラッタリー。トレヴァーはこれまで『アイアンマン3』や『シャン・チー/テン・リングスの伝説』、短編映画シリーズ『マーベル・ワンショット:王は俺だ』に登場してきた“知る人ぞ知る脇役”で、登場するたびに情けない姿を見せる三流俳優として描かれてきた。
そのトレヴァーを演じているのが、アカデミー賞やゴールデングローブ賞を受賞してきたハリウッド屈指の名優キングズレーだ。キングズレーはキャリア初期にロイヤル・シェイクスピア・カンパニーに所属し、『ハムレット』『リア王』などの古典演劇で経験を重ね、シェイクスピア俳優として活躍してきた。映画『ガンジー』(1982年)ではマハトマ・ガンジーを演じ、アカデミー賞主演男優賞、ゴールデングローブ賞主演男優賞、英国アカデミー賞主演男優賞を受賞し、世界的な評価を確立した。
その後も『バグジー』(91年)、『セクシー・ビースト』(2001年)、『砂と霧の家』(03年)でアカデミー賞にノミネートされ、01年には映画界への貢献が認められ、英国王室からナイトの称号を授与された。名実ともにハリウッドを代表する俳優であるキングズレーが、MCU作品でも屈指の情けないキャラクターであるトレヴァーを演じている点は、本作の大きな特徴といえる。
『ワンダーマン』でのトレヴァーは、“ヒーロー映画へのテコ入れ”を掲げるアカデミー賞受賞監督フォン・コヴァクが「ワンダーマン」をリメイクすると聞きつけ、主演オーディションに名乗りを上げたサイモンに、ベテラン俳優として手を差し伸べる役どころ。これまで以上に物語の中核を担う存在として、4度目のMCU作品登場を果たす。
キングズレーは本作への出演にあたり、「この作品とトレヴァーには、哀愁があり、悲しみがあり、弱さがあり、風刺があり、爆笑するようなコミカルな瞬間もあります」とコメント。
さらに、ヒーローではなく“ヒーロー役志望の役者”を主人公に据えた本作についても、「この作品には何層ものレイヤーがあり、そのような作品は時に『その作風だと撮れない』という判断を下されることも知っています。ですが、制作陣は見事に作品を守りぬいてくれました。この作品はきちんと注意を払って観なければならない作品であり、作品を『分かりやすくしすぎないこと』こそが、観客を惹きつける理由になります」と語っている。
登場するたびに物語を翻弄(ほんろう)してきた三流俳優トレヴァーが、本作ではどのような活躍を見せるのかも注目だ。マーベルがヒーロー映画に一石を投じる異色の最新作『ワンダーマン』は、ディズニープラスで独占配信中。
あなたの“気になる”を教えてください