『ナイトスクープ』出演家族の“炎上”は「演出による印象操作」が起因…ABCテレビ謝罪も「ヤラセってこと?」の声
ABCテレビは26日、今月23日に放送したバラエティー番組『探偵!ナイトスクープ』(金曜午後11時17分)の内容について、「過度の演出による印象操作」があったことを事実上認めた。番組では「6人兄妹の長男を代わって」との小学生の依頼内容を放送。お笑いコンビ・霜降り明星のせいやが、長男に代わって弟妹5人の世話などを務め、6人の子どもたちと過ごす様子が放送された。結果、ネット上では一家の両親に向けて「育児放棄だ」「ヤングケアラー状態」などの批判が相次ぐ事態になっていたが、母親の発言、長男の依頼文などには演出が施され、実情とは違う状況を伝えていた。

長男の依頼文を改稿、母親の「米炊いて」も番組側が用意
ABCテレビは26日、今月23日に放送したバラエティー番組『探偵!ナイトスクープ』(金曜午後11時17分)の内容について、「過度の演出による印象操作」があったことを事実上認めた。番組では「6人兄妹の長男を代わって」との小学生の依頼内容を放送。お笑いコンビ・霜降り明星のせいやが、長男に代わって弟妹5人の世話などを務め、6人の子どもたちと過ごす様子が放送された。結果、ネット上では一家の両親に向けて「育児放棄だ」「ヤングケアラー状態」などの批判が相次ぐ事態になっていたが、母親の発言、長男の依頼文などには演出が施され、実情とは違う状況を伝えていた。
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番組の公式サイトは、今回の事態を説明した25日に続いて26日も更新され、今月23日の放送回についての「新事実」を公表した。
「1月23日放送の『探偵!ナイトスクープ』に関し、放送内容の一部について誤解を招く受け止めが広がっていることを重く受け止めています。当該放送において、普段は基本的に家にいて家事・育児を担当している父親が乳幼児を残して外出する場面、および当該VTRの最後に母親が、『米炊いて、7合』といった発言は、番組の編集・構成上の演出として表現したものです」
そして、「これらは、取材対象者の実際の生活状況や日常の全体像をそのまま示したものではありません。前者は『家事や育児をすることはとても大変なことである』ということをより強調するために、探偵と子供達だけの状況を作り出しました。後者は、依頼者である長男が『次男となった非日常から日常に戻る合図』として演出しました」と説明した。
さらには、放送回の原点となる長男からの依頼文についても、改稿があったことを明かした。
「長男からの依頼内容の一部『正直、長男やるの疲れました。生まれてから長男しかやったことがないので一日だけでもいいので次男になりたいです。探偵さん、ぼくの代わりに長男やってくれませんか?』については、取材・制作の過程において、依頼原文の主旨をもとに番組側とご家族で内容を確認・相談したうえで、放送用に構成・改稿したものです。依頼原文は、依頼者のご家庭においては、『家族8人みんなで家事や育児を協力しあって頑張っているが、他の兄弟よりも僕が一番頑張っている。他の家族の子供と比べてどうなのか調査して欲しい』という趣旨の依頼でした。放送された依頼内容は、限られた時間の中で企画意図を伝えるために整理した表現であり、ご家庭の日常や関係性のすべてを示すものではありません」
その上で「以上のこうした編集・構成の結果、前後の背景や文脈を十分に伝えることができませんでした。依頼者である長男ご自身も、週に3~4回は大好きなバスケットを習うなどの時間がありますが、長男ばかりが家事・育児をしているような印象を与えてしまいました。取材対象者の方々に対して実態とは異なる受け止めが生じている状況について、番組として深く反省しております」と謝罪。「これらは取材対象者の責任によるものではなく、編集・構成を行った番組側に起因するものです」とし、「探偵である出演者は企画・演出には一切関与しておりません」と記している。
最後には「取材対象者およびご家族の方々が、放送をきっかけに強い批判や誹謗中傷、詮索にさらされ、日常生活もままならない現状について、番組として強い懸念を抱いています。取材対象者やご家族への誹謗中傷、詮索、直接の接触は、厳にお控えいただきますようお願い申し上げます」と呼びかけ、「今後も取材対象者をはじめ、番組に関わる皆様の安全と尊厳を守ることを第一に番組作りを続けてまいります」と宣言している。
しかし、ネット上では「ヤラセってこと?」「その演出はマズイよ」「これはひどいだろ」「家族の名誉回復を」などの厳しい声が相次いでいる。「過度の演出」によって、一般家庭の平穏が崩れている現実は重く、番組や局としての責任の取り方が注目される。
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