青木真也、今の女子格闘技は「柔道・レスリング崩れの受け皿」 一方で称賛したファイターとは【青木真也の目】
格闘技イベント「RIZIN.52」(3月7日、東京・有明アリーナ)のカード発表会見が23日、行われた。ケイト・ロータス(27)と対戦する現DEEP女子ミクロ級王者の大島沙緒里(31)の発言に青木真也は頭を抱え「自分で自分の価値を下げんなよ……」と呆れた。

ビジュアル発言が思わぬ方向へ
格闘技イベント「RIZIN.52」(3月7日、東京・有明アリーナ)のカード発表会見が23日、行われた。ケイト・ロータス(27)と対戦する現DEEP女子ミクロ級王者の大島沙緒里(31)の発言に青木真也は頭を抱え「自分で自分の価値を下げんなよ……」と呆れた。(取材・文=島田将斗)
DEEP王者の大島は昨年11月に王者・伊澤星花の持つRIZIN女子スーパーアトム級のベルトに挑戦している。一方のケイトはタイトル戦を経験したことがない。実績面では“格差”があると言われる対戦だ。
会見では先にケイトが「自分の方が勝ちに対しての思いは強いので絶対勝ちます」とあいさつ。一方の大島はマイクを持つと「みなさん、どうしてもケイト選手に目が行ってしまうと思うんですけど本物の格闘家は私です。実力もビジュアルも負けてません。私の戦い方も見てください。お願いします」と時折、声を震わせながら緊張気味にコメントした。
しかし、その後の質疑応答で「ビジュアル」について話が飛ぶと大島は「私前田敦子に似てる、キンタロー。に似てると言われるんですけど」と発言し現場とネットをざわつかせた。
青木はこのやり取りを「別にそういうところ(で勝負するん)じゃなくない? お母さん何やってんのって思います。『何言ってんだ』って誰かツッコまないと」と渋い顔。「自分で自分の価値を下げんなよ……」とぼやいた。
それでも勝ちを重ねてきていることを伝えると「柔道おばさんだよ」とやゆした。
キャリア15勝のうち9つの一本を収めている大島は、柔道仕込みのテイクダウンに袈裟固めで抑え極めていくのが“勝利の方程式”の一つ。
だが、青木はこれを「格闘技じゃない」とバッサリ。話は女子格闘技の現状にも及んだ。
「柔道崩れの受け皿っすよね。でも、まぁ正直に言うといまの女子格闘技は柔道崩れ、レスリング崩れの受け皿でなんとかなっちゃうんですよね。そこはしょっぱいなと俺は思う」
「そこで言うと……」と挙げたのが青木イズムの継承者と言われている“せー”こと伊澤だ。「せーは一応柔道エリートではあるんだけど、柔道の形をしていないのが偉いよね」と指摘した。
確かに伊澤は柔道のように投げて、固めて、極めるという動きではなく、テイクダウンからグラップリングやレスリングが混ざり、グラウンドでも柔道にはない流れるような動きを見せながら極めに近づいていく。
「柔道の技を使わないことがMMAというわけではないんだけど、柔道の匂いはしない。そこがせーはさすがですよね」とうなった。
そして最後には「三浦(彩佳)にしても浜崎(朱加)でさえも“柔道おばさん”なんですよ……」と肩をすくめた。
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