Rain Tree、デビュー1周年で感じた確かな成長 涙ながらに語ったアイドルを続ける原動力
秋元康氏がプロデュースするガールズグループ・Rain Treeが2月1日に東京・日本橋三井ホールでデビュー1周年を記念したコンサート「Rain Tree 1st Anniversary Concert」を開催する。ようやくつかみとったメジャーデビューから、あっという間の日々を駆け抜けた。悔しさを糧に着実に成長を続けるメンバーたち。この1年間の活動について、朝宮日向、綾瀬ことり、永瀬真梨、新野楓果の4人に振り返ってもらった。

2月1日にデビュー1周年を記念した「Rain Tree 1st Anniversary Concert」を開催
秋元康氏がプロデュースするガールズグループ・Rain Treeが2月1日に東京・日本橋三井ホールでデビュー1周年を記念したコンサート「Rain Tree 1st Anniversary Concert」を開催する。ようやくつかみとったメジャーデビューから、あっという間の日々を駆け抜けた。悔しさを糧に着実に成長を続けるメンバーたち。この1年間の活動について、朝宮日向、綾瀬ことり、永瀬真梨、新野楓果の4人に振り返ってもらった。(取材・文=中村彰洋)
――1月29日にデビュー1周年を迎えますが、この1年を振り返っていかがですか。
永瀬真梨「デビュー1年目で、こんなにもいろんなことを経験することになるとは思ってもいませんでした。もちろんうれしいこともたくさんありましたが、休養や活動辞退するメンバーが出てしまって、つらいこともありました。漠然と、1年目は楽しいことばかりなのかなと思っていたので、不安な気持ちも大きい1年でした。内容が盛りだくさんすぎて、本当にあっという間でした」
綾瀬ことり「良くも悪くも早かったという印象が強いです。デビューする前にFAINALISTとして活動していた期間は、レッスン以外の予定がほとんどなかったので、不安になってばかりでした。デビューしてからは、ありがたいことに単独イベントや取材の機会をいただけたり、お仕事の予定がいっぱいで、時の流れがすごく早かったです。でも、本当に大変なことも多くて、1つ壁を乗り越えても、また新しい壁が立ちはだかって、それを乗り越えられなかったり……。乗り越えた先にはとてもすてきな景色が待っていたりもしていて、とにかく濃い1年間でした」
――2025年11月に開催したリリースイベントでは1500人を集客するなど、着実にステップアップしています。1年を振り返って特に印象に残っている瞬間はございましたか。
新野楓果「3rdデジタルシングル『好きだよとどっちが先に言うのか?』が配信リリースされてから、友達から『街中で流れてるよ』など、連絡がたくさんくるようになりました。会社や街中で聞いたことをきっかけに特典会に来てくださった人も増えました。1stデジタルシングルや2ndデジタルシングルの時は、私自身も街中で耳にする機会は正直なかったのですが、この間ご飯に行った時に、そのお店で流れていたんですよ! Rain Treeのことを知ってくださった方が少しずつ増えてきたからこそ、広がっているということを実感できて本当にうれしかったです。『私はここにいますよ~』と思いながら聞いていました(笑)」
朝宮日向「リリースイベントで見た1500人のお客さん光景が本当に忘れられません。今までで一番たくさんの方に来ていただくことができました。自分が夢見ていた景色に近づけた実感もあって、夢みたいでした。その瞬間が一番印象に残っています」

1年で成長した部分は「ステージを楽しめるようになった」
――1年間を通して、グループとして成長した部分を教えて下さい。
新野「ステージを楽しめるようになったと思います。初めてリリースイベントをした時は、自分たちのことにいっぱいいっぱいで、楽しむよりも緊張が勝っていました。この1年間、セレクションなどを通して、スキルを磨きつつ、大きなステージにもたくさん出させていただきました。自分たちがステージを楽しむことで、ファンの皆さんにも楽しんでもらえるということを何回も肌で実感できました。ステージ前の円陣後に『楽しもうねー!』とみんなが言うようになって、そこがすごい変わった部分だなと思います」
綾瀬「自分たちの意見を言うようになりました。FAINALIST時代から月1回のペースで、メンバーで集まって話し合う機会はありましたが、最初の頃は特定のメンバーしか発言することができていませんでした。自分も含めておとなしめのメンバーが多いのですが、一緒にいろんなことを乗り越えていって、よりメンバーの仲が深まったからこそ、自分の意見も出せるようになりました。最初の頃から空気は良かったですが、より良い空気感に今はなっていると思います」
――近年、たくさんのガールズグループが活躍していますが、その中でRain Treeはどののような点をアピールしていきたいですか。
永瀬「私たちって見た目が清楚お姉さんじゃないですか?(笑)」
新野「自分で言うのヤバい!(笑)」
永瀬「衣装も清楚で曲も清楚な感じなんですけど(笑)、みんな内に秘めてるメラメラがすごいと私は思っています。FAINALIST時代にみんなでスタッフさんに自分たちの今の気持ちを伝えに行くという機会がありました。その日を機に、デビューへの意識がより強くなりました。自分の気持ちを前に出したりする子が多いわけではないですが、内に秘めているものがたくさんあるんです。それが合わさった時に、私たちの色が出てくると思っています。優しさの中に強さがある。グループ名の由来をちゃんと体現できていると思っています」

綾瀬が感じた“絶対的センター”のプレッシャー、新野が抱くキャプテンとしての思い
――綾瀬さんはグループの絶対的センターとして、1年間を走り抜けました。プレッシャーなども大きかったと思います。
綾瀬「最初にセンターというポジションをいただいた時は、『私でよかったのかな』という申し訳なさや不安が大きかったです。でも、だんだんと『そんなんじゃいけないな』と思うようになりました。真ん中にずっと立てるわけじゃないですし、いつセンターが変わるかなんて分かりません。今このポジションをいただいているからには、この場所を全うしようという気持ちにどこかで切り替わって、前向きになることができました。鈴野みおと遠藤莉乃というダンスが上手な2人に挟まれているからには、自分も頑張らないといけないと刺激ももらっています。このポジションをいただけたからこそ、メンタル面もパフォーマンス面も成長できたと思っています」
――新野さんは7月にキャプテンに就任されました。約半年でグループとの向き合い方に変化はありましたか。
新野「メンバーとの関わり方は正直あまり変わっていないです。自分がどういうキャプテンになりたいかと考えた時、私は先頭に立って引っ張っていくよりも、みんなと横並びで一緒に背中を支えながら、進んでいきたいと思ったんです。なので、キャプテンになったからといって、権力が上がったみたいなのは全然ないです(笑)。でも、自分の中ではキャプテンになったからには責任を果たさないといけないという思いはあるので、目標を達成するために自分がどのように動いたら、みんなも動いてくれるかなどを考えたりするようになりました。グループをより良くするためにはどうしたらいいかを考える時間は増えたと思います」

永瀬と朝宮が抱くメインメンバーへの思いとは
――永瀬さんは、3rdデジタルシングルで初のメインメンバーに選ばれましたが、心境に変化はございましたか。
永瀬「カップリングメンバーもメインメンバーも特別やることが変わることはないと思っています。自分のパフォーマンスで目の前の人を笑顔にするという部分は変わりません。なので、気持ちにも変化はないと思っていましたが、メインメンバーになると選ばれた責任みたいなものを感じて、『あれもこれもうまくやらなきゃ』とプレッシャーを感じてしまって、自分の中であまりうまくいかなかった期間でもありました。頑張りたいことと、やらなきゃいけないことがうまく両立できなくて……。あ、泣いちゃう……(涙)。自分って何にもできないなと、ふがいなさを感じて、『アイドルって楽しくないかもな』と思ってしまったりもしました。
本当になんのために自分がアイドルになったのかをとても考えさせられた期間でした。もちろん自分がやりたくて始めたものですが、いろんな人の支えがあってこそ活動ができていると改めて感じました。メインメンバーになれた時にファンの方や家族がすごく喜んでくれて、自分のため以上に周りの人のためにも頑張ろうと思えました。これからもきっといろんなことがあるとは思いますが、どんな場所にいたとしても、誰かのためにもっと頑張ろうとすごく思うようになりました」
――朝宮さんは2ndデジタルシングルではメインメンバーに選ばれましたが、3rdデジタルシングルではカップリングメンバーとして活動していました。悔しさもあったかと思います。
朝宮「3rdデジタルシングルのメインメンバーが発表された時は、正直これ以上何したらいいんだろうと思ったりもしました。『まだ頑張れるのかな』と思っちゃったことも……(涙)。でも、乃木坂46さん梅澤美波さんが、以前に『応援してくれる人が1人でもいる限り私は頑張ります』といった言葉をつづられているのを見て、本当にその通りだなと思いました……(涙)。
もちろん自分のためにアイドルになったけど、誰かのことを笑顔にさせたいとか、そういう思いももちろんありました。こんなところで、ネガティブになっていたらアイドル失格だなと思って……。私も梅澤さんみたいに、自分のことを応援してくれる人が1人でもいるのであれば、頑張ろうという気持ちに切り替えて、頑張りました!!」

2026年は挑戦できる最大キャパでのライブを目標に掲げる
――いろいろな思いを持ちながら過ごされた1年かと思います。2月1日には1周年ライブが控えていますが、こちらの見どころを教えてください。
新野「『1st Anniversary Concert』なので、今までのライブとは違った姿も見ることができると思います。今までいろいろな楽曲を出してきましたが、“1周年特別バージョン”も見れたりするので、ファンの方に喜んでいただけると思います!」
――2年目に突入しますが、2026年の目標を教えて下さい。
永瀬「1年目はZeppを目標にしていましたが、かなえることができませんでした。なので、今年は自分たちが挑戦できる1番のキャパの会場に挑戦していきたいです。もちろん挑戦するだけではなくて、完売が出せるぐらいに人を集められる実力をつけることが2年目の目標です!」
□Rain Tree(れいんつりー)秋元康氏が総合プロデュースを手がけるガールズグループ。2023年に行われたアイドルプロジェクト「IDOL3.0 PROJECT」最終審査まで残るも合格を逃した17人の候補生が“FINALIST”の名義でグループを結成。下積み期間を経て、24年10月8日に正式にRain Treeとして結成された。25年1月29日に1stデジタルデビューシングル『I L U』でメジャーデビュー。26年2月1日に東京・日本橋三井ホールでデビュー1周年を記念したコンサート「Rain Tree 1st Anniversary Concert」を開催する。
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