藤山直美、寺島しのぶの祖父が家族の恩人 窮地を救った“三代にわたる縁”を告白「一家心中を救ってくれた」
喜劇役者の藤山直美と俳優の寺島しのぶが13日、都内で行われた舞台『お光とお紺~伊勢音頭 恋の絵双紙~』(新橋演舞場にて2026年2月5日~24日に上演)の記者会見に出席した。

『お光とお紺~伊勢音頭 恋の絵双紙~』の記者会見に登壇
喜劇役者の藤山直美と俳優の寺島しのぶが13日、都内で行われた舞台『お光とお紺~伊勢音頭 恋の絵双紙~』(新橋演舞場にて2026年2月5日~24日に上演)の記者会見に出席した。
本作では、脚本家・演出家の小幡欣治が1987年に舞台化し、森光子、草笛光子により初演された舞台『油屋おこん』を、『お光とお紺~伊勢音頭 恋の絵双紙~』として装いを新たに上演。令和初となる今回の上演では、幼なじみの遊女ふたりの友情と恋を、笑いと涙で描く人情喜劇として生まれ変わる。
生来明るい働き者で野育ちでありながら芯の強い遊女となっていくお紺を演じる藤山と、美しく誇り高いが故に悲劇的な人生を歩む遊女・お光を演じる寺島は、ドラマ『最強のオンナ』(2014年)以来12年ぶりに共演するそうで、藤山は「私は歌舞伎役者になりたかった人間で、どうしても性別上無理だったんですけど、音羽屋さんのお嬢さんとご一緒にお芝居させていただけることもすごくうれしく思っております」と再共演を喜んだ。
寺島も「直美さんはお忙しくて地方も回っていらっしゃいますし、私も何でもかんでもできるわけではないので、時間が合えばという感じだったんですが、決まる時ってフッと(スケジュールが)空くんだなと。そういう縁をまた感じてうれしかったですし、まだ縁が切れてないと思いました」と声を弾ませた。
また、2人は誕生日も同じで縁を感じ合っているそうで、藤山は「ほんまの話をしますわ。うちのお父さん(藤山寛美)が借金だらけになって松竹をクビになったんですよ。昔は5社協定というのがあって、1つ使わなかったら4社も使うなというのがあったんです。その時に食べていけないだろうと言って助けてくれはったのが、しのぶちゃんのおじいちゃん(東映のプロデューサーだった俊藤浩滋さん)なんです」と告白。「うちのお父さんはある時、東映の映画にずっと出させてもらっているんです。うちの一家心中を救ってくれたのがここのおじいさんなんです。(俊藤さんが)いなかったらうちの家庭は離散していたかもしれません。だからこちらのお家は恩人なんです。うちのお父さんから、人にやったことは忘れなさい。人にしてもらったことは一生覚えていなさいって言われて、うちの家は全員、そのことを忘れていません」と感謝した。
続けて、藤山は、その縁で自身も東映の映画に子役として出演するようになり、藤山寛美さんと寺島の母の富司純子さんが共演した際に、その子ども役で出演したことを明かし「上の代から絡み合っているんです。一世代同士の縁と違って、もっと上の話なので、このご縁は“いい縁”じゃなくて、本当に恩を感じて何かしのぶさんにいつか恩返しをしなきゃいけないなと思っています。何もできませんけど、一緒に頑張ることで何かいいものができればいいなと思っています」としみじみと語った。
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