志田未来、母と二人三脚だった子役時代「近くで叱ってくれたり」 20年ぶり母親役で感じた“絆”
俳優の志田未来が、13日からスタートするTBS系連続ドラマ『未来のムスコ』(火曜午後10時)で主演を務める。連続ドラマ主演で母親役を務めるのは約20年ぶりだ。「ずっとお芝居を続けていきたい」。6歳で芸能活動をスタートさせ、数々の話題作に出演して着実に実績を積んできた彼女が思い描く未来(将来)とは――。

同じ名前の役に感じた「運命」
俳優の志田未来が、13日からスタートするTBS系連続ドラマ『未来のムスコ』(火曜午後10時)で主演を務める。連続ドラマ主演で母親役を務めるのは約20年ぶりだ。「ずっとお芝居を続けていきたい」。6歳で芸能活動をスタートさせ、数々の話題作に出演して着実に実績を積んできた彼女が思い描く未来(将来)とは――。(取材・文=小田智史)
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『未来のムスコ』は、恋も仕事も夢もうまくいかず人生に行き詰ったヒロインが、未来からやってきた“息子”との出会いをきっかけに止まっていた恋や人生が再び動き出す、時を超えたラブストーリー。志田は、定職も貯金も彼氏もないまま28歳を迎えた崖っぷちのアラサー女性で、俳優という夢を諦めきれずにバイト生活を送っている主人公・汐川未来を演じる。
奇しくも、演じる主人公の名前は同じ「未来(みらい)」。「すごく運命を感じました」と志田は笑顔を見せる。
「いつも現場では本名と役名、2つの呼び名があって、そこが自分の切り替え(のスイッチ)にもなっていたりします。でも、今回は『未来さん』と皆さんから呼んでいただいているので、常に役の汐川未来として現場にいられることが演じやすさに繋がっているのかなと思います。この未来という役を演じることができることが本当に光栄ですし、うれしさでいっぱいです」
役の未来には、名前以外にもシンパシーを感じる要素があるという。
「私は結構せっかちで、やらなきゃいけないことが溜まっているのもすごく嫌なタイプ。仕事に対する取り組み方は未来と似ていて真面目なのかなと自分では思っています(笑)。今回、特にせりふの言い回しとかが自分の喋り言葉に似ていたりするので、演じやすいです。お芝居が好きということも共通点ですね。逆に似ていない部分は……、私は定職があるし、貯金もあるし(笑)、ちゃんと地に足をつけて頑張っているつもりです」
そんな未来の前に突然現れるのが、「ママ」と呼びかけてくる小さな男の子・汐川颯太(天野優)。2036年の未来からやってきたという颯太は、「自分のパパとママを仲直りさせるために来た」と話し、奇妙な共同生活を始めることになる。“まーくん”と呼ばれる未来の夫候補として、まったくタイプの異なる3人の男性が登場し、未来と颯太の“父親探し”が展開されていく。
「なかなか現実には起こりえないことですから、未来が戸惑う気持ちもすごく分かります。ただ、その中で颯太が出してくる“証拠”があって、『この子、本当に私の息子なんだ』と思う瞬間があったりして、その部分を少しでも共感してもらえるように演じていきたいです」

俳優として芝居を「ずっと続けていきたい」
“親子”を演じる5歳の子役・天野は、約200人が参加したオーディションをへて颯太役に抜てき。志田自身も6歳から芸能活動をさせており、「私も最初のころは母が現場についてきてくれていて、二人三脚で頑張っていた」と自身の子役時代を思い出したと振り返る。
「当時、母は現場で近くにいてくれて、『ここはもっとこうした方がいい』と叱ってくれたり、逆に『ここ良かったよ』と褒めてくれたりして、それは子どものころじゃないとできないことなので、母への思いを思い出しました。私は緊張しいで、自分から大人の方に話に行くことがあまりできませんでした。だから、優くんは堂々としていて、すごいなと感じる部分がたくさんあります」
昨年、テレビ番組で芸能界入りしたきっかけは母の勧めだと明かし、「すごく厳しかった」と当時の指導に感謝を述べていた志田。改めて、母親のどんな背中を見て、育ってきたのか。
「母は基本的にはすごく優しくて、常に笑いが絶えない家庭でした。ただ仕事のことになると、周りにたくさん人がいらっしゃることなので、迷惑かけないように、スムーズに進むようにと、厳しく指導してくれました。すごく友達感覚というか、子どもだからと容赦はせず、“人対人”で接してくれました。そういった経験が今の自分を作ってくれたんだろうなと感じています」
連続ドラマ主演で母親役を務めるのは、14歳で挑んだ2006年の日本テレビ系連続ドラマ『14才の母~愛するために 生まれてきた~』以来。約20年の月日が経ち、自身の変化を感じるか尋ねると、「うーん……。どうなんですかね」と志田は苦笑いした。
「20年も経っているから変化はしているはずなんですけど、自分では意外と感じなくて、『もうあっという間に20年なんだ』と思っています。気づいたら32歳になっていたという感じです(笑)。毎年毎年いろんな作品に出させていただいて、あっという間に日々が過ぎていっている気がします」
最後に、役と自身の名前にかけて、自分の未来(将来)への想いについて聞いてみた。
「私はやっぱりお芝居が大好きなので、このお仕事をずっと続けていきたいという漠然とした夢はあります。ここまでこうして続けられるとは思わなかったので、喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。まずはこのドラマが無事に終えることができるように、ゴールまで突っ走っていきたいです」
□志田未来(しだ・みらい)1993年5月10日、神奈川県出身。2000年に6歳で芸能界入りすると、06年にはドラマ『14才の母~愛するために 生まれてきた~』(日本テレビ系)に13歳で主演を果たす。08年の映画『誰も守ってくれない』で、第33回日本アカデミー賞 新人俳優賞を受賞。10年のアニメ映画『借りぐらしのアリエッティ』では主人公・アリエッティの声優を担当した。ドラマ、映画など多数の話題作に出演。1月13日からは主演ドラマ『未来のムスコ』(TBS系。火曜午後10時)が放送される。
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