大竹しのぶ、舞台『ピアフ』上演200回達成で歓喜「頑丈な体で生んでくれた母に感謝」

俳優の大竹しのぶが11日、主演を務める舞台『ピアフ』の東京公演に出演。同作の上演200回を達成し、喜びを語った。

『ピアフ』の東京公演に出演した大竹しのぶ【写真:ENCOUNT編集部】
『ピアフ』の東京公演に出演した大竹しのぶ【写真:ENCOUNT編集部】

千穐楽までの完走を誓い「風邪をひかないでやることしか考えていません」

 俳優の大竹しのぶが11日、主演を務める舞台『ピアフ』の東京公演に出演。同作の上演200回を達成し、喜びを語った。

 大竹が『ピアフ』に出逢ったのは、20歳の頃。十八代目中村勘三郎さんの勧めでピアフの本を読んだという縁があって以来、30年以上の時を経て、大竹主演『ピアフ』の初演が実現。「シャンソンの女王」エディット・ピアフの役を16曲のシャンソンを歌いながら演じ、初演の11年、13年、16年、18年、コロナ禍の22年と公演を重ね、今回が4年ぶりの6演目。15周年記念公演で上演200回を迎えた。

 スペシャルカーテンコールには、勘三郎さんの孫で六代目中村勘九郎の次男である中村長三郎と岩崎宏美がサプライズで駆け付け、大竹は飛び跳ねて大喜び。花束を贈呈した長三郎は、「200回公演おめでとうございます。とてもきれいでした」と祝福。「1000回目指して頑張ってください」と期待すると、大竹は笑顔で長三郎を抱きしめた。

 200回公演を見届けた岩崎は、感極まってステージ上で号泣。「こんなに辛くて、身を削る役を6年も経って演じていて偉い。本当におめでとうございます」と労いの言葉を送った。

 お祝いの言葉を受け取った大竹は、「お客様が求めてくださったからこその200回という数字だと思います。200回やろうが1回やろうが2回やろうが、私たちは関係なく毎回毎回必死になって、その時その時やってきました。200回行くまでのあいだに、たくさんの人たちにお世話になって、たくさんの仲間、スタッフ、キャスト、その方々がいたからこその今日になると思います」と感謝。「さっきノリちゃん(長三郎)が冗談で1000回と言いましたけど、明日の201回、あさっての202回と、これからもやっていきたいと思います」と心境を語った。

 満員の客席に向かって「最後にみなさんで一緒に歌ってください」と呼び掛けると、『水に流して』を合唱して200回公演は幕を閉じた。

 終演後の会見では、「4年前、博多公演の千穐楽で本当は200回目だったのですが、コロナで体調不良の方が出て達成できなかった。その時に『これはもう一回やれということなんだ』『やれるチャンスがあればやれたらいいね』と話していました。達成できてうれしいというか、200回もやっていたんだと(感じた)」としみじみ。

「私は1回1回が勝負だと思っているので、1000回やれたからすごい、200回やれたからすごいということではなく、1回でも素晴らしいものは素晴らしいと思います。求めてくださるお客様がいるから私たちはできる。『ピアフ』という生き方、歌の力も大きいと思うし、栗山(民也)さんがさらに細やかに演出してくださったことも大きいと思います」と話すと、15年を振り返り「15年経ったら、それなりに体力が衰えたり、スピードが落ちたり、そういうのがあったら嫌だなと思いました。それがまだ今のところ無くて走れるし、飛び上がれるし、頑丈な体で生んでくれた母に感謝しています」と笑顔を見せた。

「何回やりたいですか?」と問うと、「まったく考えていないです。今は最後の大阪公演まで無事に風邪をひかないでやることしか考えていません」と回答。「大竹さんにとって『ピアフ』とは?」という質問には、「歌うということを教えてもらった気がします。悲しみとか苦しみの歌もうたって、『歌って代弁者でもあるんだ』と思い、そういう歌がうたえるようになれたらいいなと思っていました」と話した。

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