「かっこ悪い車は売れないよ」 レーシングチームが“本気”で作り上げた究極カスタム 価格は1350万円
「究極」と銘打ったカスタムカーに、一斉にカメラが向けられた。千葉・幕張メッセで開催中の『TOKYO AUTO SALON 2026』(東京オートサロン)で、株式会社オートバックスセブンが、「ARTA GT FL5」を公開した。超一流のレーシングチームが手掛けたコンプリートキットを限定生産。「レースマシンを公道へ」の開発秘話に迫った。

シビック タイプRがベース車両
「究極」と銘打ったカスタムカーに、一斉にカメラが向けられた。千葉・幕張メッセで開催中の『TOKYO AUTO SALON 2026』(東京オートサロン)で、株式会社オートバックスセブンが、「ARTA GT FL5」を公開した。超一流のレーシングチームが手掛けたコンプリートキットを限定生産。「レースマシンを公道へ」の開発秘話に迫った。
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オートサロン初日の9日にお披露目。レーシングスポーツブランド「ARTA」が世に送り出すオリジナルカスタムカーだ。シビック タイプRをベース車両に、「機能美」を追求し、最大400馬力のパワートレインを搭載している。ARTAのチームカラー「オレンジ」の独自色が印象的だ。会見は多くの報道陣が集まり、海外メディアが動画を撮影するなど、関心度の高さがうかがえた。
開発には豪華メンバーが集結した。元F1ドライバーでARTAプロデューサーを務める鈴木亜久里氏、“ドリキン”の別名を誇るARTAエグゼクティブアドバイザーの土屋圭市氏、現役ドライバーの野尻智紀が名を連ねた。
3人は会見に登場。晴れ晴れとした表情の鈴木氏は「公道で走れるGTカーを作りたい。そこから進めていきました。全部にこだわった。サーキットに持っていってもすごく速く走る仕上がりです」と胸を張った。
鈴木氏が「これまでどれだけのチューニングカーに乗ってきたという、辛口な評価をする土屋圭市からOKをもらった車です」と水を向ける。土屋氏は「一番こだわったのは、『かっこ悪い車は売れないよ』というところ。そこから始まっています。400馬力に耐えられるように(設計を)進めていきました」と強調した。
実際にサーキットで試作車をセットアップした野尻選手は「どれだけ攻めても、コーナリング中にバランスが変わらない。そこまで持っていけたのですごく満足しています」と笑顔を見せた。プロ中のプロたちが本気で作り上げた珠玉モデル。20台限定で、コンプリートキットを販売する。値段は税別で1350万円だ。

新たな都市型小型EVも誕生
オートバックスセブンのブースにはもう一つの目玉が。新たに生み出された都市型小型EV「Lean3」の市販モデルを初公開した。元トヨタエンジニアの谷中壯弘氏が社長を務める「リーンモビリティ株式会社」が開発した、三輪電動モビリティーだ。
コンパクトな車体のため、都市部の狭い道路や駐車スペースにも対応。冷暖房付きで、普通自動車免許が必要だ。独自のサスペンションによって、“傾きながら”走ることができるという。最新の安全技術を搭載しており、最高速度時速60キロ、1回の充電で100キロの航続距離になるとのことだ。今年8月の日台での納車開始を予定しているという。日本国内の販売価格は、168万8000円(税込み)。
谷中社長は「車とバイクの中間的なモビリティーです。サイズ感はバイクに近い。全天候型で、快適性と安定性があって、車のような操縦で乗ることができます。バイクと車のいいところ取りです」と声を弾ませた。将来的には自動運転、都市型のロボタクシーに発展させることも視野に入れているという。
各社・メーカーの渾身(こんしん)のコンセプトモデルがそろうオートサロンは、企画めじろ押しで11日まで開催。
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