【ばけばけ】トキとヘブンの新居に驚きのこだわり 制作統括「結構しっかり小泉八雲旧居」
俳優・髙石あかりがヒロイン・松野トキを、トミー・バストウがレフカダ・ヘブンを演じるNHK連続テレビ小説『ばけばけ』(月~土曜午前8時)。12日に第71回が放送され、結婚したトキとヘブンが大きな屋敷に引っ越し、司之介(岡部たかし)とフミ(池脇千鶴)の4人で暮らす新生活のスタートが描かれた。制作統括の橋爪國臣氏に新生活に際しての変化など制作の舞台裏を聞いた。すると屋敷には驚くほどのこだわりがあった。

同居しない勘右衛門の新生活の裏設定 制作統括「松野家の近くに…タツさんと」
俳優・髙石あかりがヒロイン・松野トキを、トミー・バストウがレフカダ・ヘブンを演じるNHK連続テレビ小説『ばけばけ』(月~土曜午前8時)。12日に第71回が放送され、結婚したトキとヘブンが大きな屋敷に引っ越し、司之介(岡部たかし)とフミ(池脇千鶴)の4人で暮らす新生活のスタートが描かれた。制作統括の橋爪國臣氏に新生活に際しての変化など制作の舞台裏を聞いた。すると屋敷には驚くほどのこだわりがあった。
乗り継いだクルマは60台超…元サッカー日本代表の驚愕の愛車遍歴(JAF Mate Onlineへ)
「セットには気合が入っているのでしっかり見ていただけたらと思います。小泉八雲の実際の旧居が松江市内に残っていて、それを比較的忠実に再現しているんです。美術スタッフも実際に旧居に行って採寸させてもらい、ひ孫の小泉凡さんに図面もお借りしてセットを作りました。スタジオの大きさに限界があるので制約はありますが、できる限り忠実に再現しました。100%一緒ではありませんが間取りも大きさも結構近いので、現地に行ってからスタジオに入ると同じ場所にいるように感じられると思います」
いま公開されている旧居では見られない貴重な部分もあるようだ。
「小泉八雲の旧居はまだ整備が全部終わっておらず、家全体は公開されていません。公開されているのは西側半分の部屋だけ。つまり書斎、居間などは公開されていますが、台所、お風呂場など裏側の方は公開されていません。今回、ドラマのために特別に拝見させていただき、結構近い形で再現しました。ぜひドラマを見てこういう所に住んでいたんだなと思っていただけたらと思います」
セットのこだわりはまだあった。
「お庭も植生とか植えているものを同じように作っています。特に居間側の庭にサルスベリの大きな木がドーンとあります。旧居でも目立つ木ですが、似た木を探して再現しました。似た場所に穴も空いているんです。とても大きな木で、多分、NHK大阪放送局で使った最大の大きさかと思います。小泉凡さんに実際にセットを見てもらうと『本当にそっくりですね』と感動してくださいました。窓の形も丸くしたり、結構しっかり小泉八雲旧居です。比べていただくと楽しいと思います」
第71回では勘右衛門(小日向文世)は新居に一緒に暮らさない展開だった。タツ(朝加真由美)がヘブンに新しい住まいを用意してもらって感謝する様子が描かれたが、どこでどう暮らす設定なのか。裏設定を尋ねた。
「勘右衛門さんは松野家の近くに住んでいると思います。史実では小泉八雲、セツ夫妻は新居で両親とは暮らしていません。両親と祖父は実は近くに住んでいました。とはいえ両親が一緒に暮らさないのは寂しいと思い、ドラマでは史実と違って両親と一緒に暮らす形にしました。勘右衛門さんはタツさんと結婚して新婚さん。近くに住んでいて時々会いに来るし、お金の工面もトキがしているといった設定のつもりでいます」
トキの着物もヘブンとの新居での生活がスタートした第71回から新しい着物に変わった。これまでずっとクリーム色の同じ着物だった。
「今までずっと同じ着物を着ていたのは貧しいからです。着物は高いし、借金の返済もある設定。当時の貧しい人もきっとそんな暮らしだっただろうと思います。それを表現するためトキもずっと同じ着物を着続けていました。ヘブンと結婚してお金に余裕ができたので着物を新調した設定です。髙石あかりさんもずっと同じ着物を着て生活していましたから『違う着物を着られる』と言ってすごく喜んでいました。これまで撮影していた長屋は埃っぽくしていて、埃を表現するため衣装にもコンスターチをかけて動くと埃が舞うような設定でした。だから、新しい着物とともにようやく埃からも解放されて感動していました」
作品は松江の没落士族の娘で、小泉八雲の妻・小泉セツとラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルに、西洋化で急速に時代が移り変わっていく明治日本の中で埋もれていった人々を描くオリジナルストーリー。「怪談」を愛し、外国人の夫と共に、何気ない日常の日々を歩んでいく夫婦の物語をフィクションとして描く。
あなたの“気になる”を教えてください