マルチリンガル・INI許豊凡、月9で“3か国語”操る研修医役「僕だからこそできることも」 メンバー尾崎匠海から刺激も

グローバルボーイズグループ・INIの許豊凡(シュウ・フェンファン)が、12日スタートのフジテレビ系連続ドラマ『ヤンドク!』(月曜午後9時)に研修医役で出演することになり、このほど行われた取材会に出席した。自身2度目となるドラマレギュラー出演への抱負や、主演の橋本環奈ら共演者とのエピソードを語った。

『ヤンドク!』に出演する【写真:増田美咲】
『ヤンドク!』に出演する【写真:増田美咲】

2度目となるドラマレギュラー出演

 グローバルボーイズグループ・INIの許豊凡(シュウ・フェンファン)が、12日スタートのフジテレビ系連続ドラマ『ヤンドク!』(月曜午後9時)に研修医役で出演することになり、このほど行われた取材会に出席した。自身2度目となるドラマレギュラー出演への抱負や、主演の橋本環奈ら共演者とのエピソードを語った。(取材・文=幸田彩華)

 同作は、脚本家・根本ノンジ氏が手がけるオリジナルの作品。元ヤンキーの田上湖音波(橋本)が、親友の事故死をきっかけに猛勉強して脳神経外科医となり、利益重視の病院経営や縦割り組織など、さまざまな難題に立ち向かい医療現場に新しい風を吹き込んでいく物語。許は、研修医役のソン役で、新境地に挑む。専門用語が飛び交う難易度の高い現場だが、「一度挑戦してみたかったジャンル」と意欲を見せた。

 ソン役について、「チームの中の『スパイス』のような役割」と分析。自身との共通点について聞かれると、「ソンはちょっと『お坊ちゃん』というか、エリート家系で愛情を注がれて育ったキャラクターです。僕自身、周りを頼りながら生きてきた部分もあるので(笑)、そこは似ているかなって。演じる時は、普段よりちょっと声をトーンアップして、少し可愛げのある感じで演じています」と、茶目っ気たっぷりに明かした。

 2025年7月期に続き、早くも2作目の連ドラ出演に。オファーを受けた際の心境を問われると、「最初は信じられないというか、びっくりしすぎて。『まさか自分が』と思いました」と率直な思いを吐露した。

 知らせを受けたのは、グループでの活動中だったといい、「マネジャーさんから『もしかしたら月9のドラマが決まるかも』とさらっと言われて(笑)。『月9』というワードのインパクトが強すぎて、最初は呆然としましたが、現実になって、衣装合わせや顔合わせが進むにつれて『本当に自分、月9に出るんだな』と実感が湧いてきました。信じられないほどうれしかったです」と、憧れの枠への出演に喜びを爆発させた。

 着実にステップアップする許。高い語学力を持ち、母国語の中国語、日本語、英語、韓国語を操るマルチリンガルで、劇中でも、その強みを発揮する場面がある。「中国語のことわざを言ったり、中盤からは英語も喋ります。日本語、中国語、英語の3か国語を全部喋る役なので、僕だからこそできることもあるんだなって思いました」とアピールした。もっとも、医療用語には苦戦している様子で、「どうしても特定の日本語の発音が難しいことがあって……。『手術室』とか。日本人でも難しい言葉だとは思うんですが、そこはまだ壁を感じます」と打ち明けた。

橋本環奈の印象も語った【写真:増田美咲】
橋本環奈の印象も語った【写真:増田美咲】

メンバーの尾崎匠海が出演した『アンメット』も参考に

 研修医という設定においては、同じINIのメンバーで、昨年の医療ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(カンテレ・フジテレビ系)に研修医役で出演した尾崎匠海を参考にした。

「匠海とは同じ脳外科という設定で共通点も多く、『アンメット』を改めて見ました。これまでそんなに医療ドラマを見てきたわけではないし、病院に行く機会も少なかったので、すごく参考になりました」と、メンバーの活躍が良い刺激になっている様子をうかがわせた。

 主演を務める橋本環奈の印象について話題が及ぶと、「役名の『湖音波さん』そのものです」と即答し、「もちろん、役柄のように口が悪かったりはしないんですけど(笑)、快活な性格や、現場を明るくしてくれるパワーは本当にそのまま。すごく気さくで優しく接してくださいます」と絶賛した。続けて、「控室にいる時も、みんなでお友達のように話していて、すごくリラックスできています。僕があまり緊張せずにいられるのは、橋本さんのおかげ。存在が大きいです」と明かした。

研修医役で出演【写真:(C)フジテレビ】
研修医役で出演【写真:(C)フジテレビ】

「どうなってもいいや」先輩俳優からの助言で開眼

 実は撮影当初は緊張していたというが、病院の事務局長・鷹山勲役の大谷亮平の助言が転機になった。「大谷さんが『(演技の結果が)どうなってもいいや、くらいの心構えでいたほうが自然な芝居が出るよ』と言ってくださって。その言葉のおかげで、緊張せずに自然体で演じられるようになりました」と感謝した。

 さらに、チームワークの良さが演技にも好影響を与えていることを明かし、共演者らとの掛け合いも見どころの一つになりそう。

「芝居をしていない時もみんなで雑談する時間が多くて、一つのチームとして動いている実感があります。関係性ができている分、信頼もあります」

 一方で、セリフ覚えに関しては独自のこだわりを持ち、現場の流れを重視するスタイルを確立しつつある。

「台本はしっかり覚えますが、あまり『こう言うぞ』と固めすぎないようにしています。過度に練習しすぎるとワンパターンになってしまい、現場で相手のセリフに対して新鮮にリアクションできなくなる。ある程度、噛まずに言えるようになったら、あとは前後のつながりや、相手の出方を大切にしています」

 そんな許が目標とする俳優として挙げたのが、韓国出身のシム・ウンギョンだ。映画『新聞記者』(2019年)で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞後、テレビ朝日系連続ドラマ『七人の秘書』(20年)など多くの作品に出演。国境を超えて活躍する姿に、自身を重ねている。

「彼女が日本の作品に出始めた頃からずっと見ています。外国語での演技なのに、彼女ならではの魅力が出ていて、言語に関係なくすてきなお芝居をされていらっしゃいます。僕も『言語の壁』を超えていいお芝居ができる人になりたいです」

 最後に、2026年の幕開けとなる本作への思いを改めて明かした。

「新年からこんなすてきな機会をいただけて本当にありがたいです。撮影はこれからも続きますが、現場のみんなで効率よく動けるよう、自分も精一杯頑張っていきたい。2026年、僕としての始まりもこのドラマを通して充実させたいですし、皆さんにとっても楽しみな作品になればと思っています」

■許豊凡(シュウ・フェンファン) 中国出身。1998年6月12日生まれ。2021年、サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』に出演し、INIとしてデビュー権を獲得した。同年6月21日、日本国内で芸能活動を行うために必要なビザ取得手続きのため活動を一時休止。手続き完了後に活動を再開し、同年11月3日、シングル『A』でデビューした。25年7月期のカンテレ・フジテレビ系『僕達はまだその星の校則を知らない』で連続ドラマ初のレギュラー出演を果たす。同年12月放送のNHK放送100年特集ドラマ『火星の女王』で、NHKドラマに初出演する。血液A型。

次のページへ (2/3) 【写真】インタビューアザーカット
1 2 3
あなたの“気になる”を教えてください