成宮寛貴&東出昌大、初共演で褒め合い「やさしいしすてき」「柔らかくてあたたかさがある」

俳優の成宮寛貴、東出昌大が7日、都内で行われた舞台『サド侯爵夫人』の初日前会見に登壇。初共演となる2人がお互いの印象を語った。

会見に登壇した東出昌大(左)と成宮寛貴【写真:ENCOUNT編集部】
会見に登壇した東出昌大(左)と成宮寛貴【写真:ENCOUNT編集部】

オール男性キャストで上演される『サド侯爵夫人』

 俳優の成宮寛貴、東出昌大が7日、都内で行われた舞台『サド侯爵夫人』の初日前会見に登壇。初共演となる2人がお互いの印象を語った。

 1965年に発表された三島由紀夫氏の『サド侯爵夫人』は、18世紀フランスを舞台に、舞台上には登場しないサド侯爵をめぐり6人の女性たちの美徳、悪徳、肉欲、信仰といった人類普遍の観念が激しく対立し、人間の本質をあぶり出す物語として、日本国内のみならず海外でも高い評価を得ている作品。キャストには、悪徳の限りを尽くしたサド侯爵を待ち続ける、貞淑な妻・ルネ/サド侯爵夫人役に成宮、サン・フォン伯爵夫人役に東出、ルネの妹・アンヌ役に三浦涼介、ルネの友人・シミアーヌ男爵夫人役に大鶴佐助、女中・シャルロット役に首藤康之、そしてルネの母・モントルイユ役を加藤雅也という個性と実力を兼ね備えた俳優陣が揃い、オール男性キャストで上演される。

 自身12年ぶりの舞台となる成宮は、公開ゲネプロを終えて「明日からお客さんが入って、この劇場でお芝居ができることを本当に楽しみにしています」とコメント。人間の本質をえぐる三島作品に挑むことについては、「三島さんがこういう思いを伝えたかったんだろうという思いがせりふに込められている。ちょっとでも甘えて、自分のやりやすいようにしたら立体的にならない、いい形になっていかないので、リズムをなるべく作らずに生々しく演じられたらいいなと思っています」と意気込みを語った。

 東出は「稀代の天才、100年に1人の天才・三島由紀夫が書いた戯曲。それが6人の登場人物が全員せりふの応酬だけ構成されていて、役者とっては腕が試される。これが作品として大成すれば、演劇史の金字塔の並ぶことができうる作品になると思います」と言及。「明日から幕が開くのですが、役者同士で高め合って、満員のお客さんの前で現代演劇の最高峰と思っていただけるような、実のあるお芝居をしたいです」と思いを伝えた。

 成宮と東出は今作で初共演。成宮は東出の印象を聞かれ、「東出君は最初に『僕心配性なので』と言っていたけど、稽古初日からほぼほぼせりふが完璧でした」とリスペクトし、「自分自身の考えをしっかり持っていて、どこか小さな動物的なところもあったり、とてもやさしいしすてきな方です」と語った。

 一方、東出は成宮の印象について、「初めてお会いした時の印象は柔和な方。裏に入ってみたらもっと柔らかい人で成宮さんのいる現場は必ず明るくなると思います。ひなたぼっこというか、太陽の黄色い光のあたたかさのようなものがある印象です」と笑顔で語った。

 本作は、8日から2月1日まで紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAでの東京公演を皮切りに、大阪、愛知、福岡にて上演される。

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