帰宅したら「台所で妻が燃えていた」 異常事態に「怖すぎて言葉出ない」 思わぬ火災原因にがく然
家に帰ったら、「台所で妻が燃えていた」。クリスマスの夜に、衝撃の事態が発生した。料理中、思わぬところで、コンロの火が衣服に燃え移ってしまったという。日常生活に潜む「着衣着火」のリスク。注意喚起の意図を込めた投稿は「本当に怖い」など反響を呼んだ。投稿者の夫が詳細を明かした。

とっさの行動で「何とか事なきを得ました」
家に帰ったら、「台所で妻が燃えていた」。クリスマスの夜に、衝撃の事態が発生した。料理中、思わぬところで、コンロの火が衣服に燃え移ってしまったという。日常生活に潜む「着衣着火」のリスク。注意喚起の意図を込めた投稿は「本当に怖い」など反響を呼んだ。投稿者の夫が詳細を明かした。
「あ……ありのままクリスマスに起こった事を話すぜ!
俺が帰宅し部屋の扉を開けたら台所で妻が燃えていた……
何を言ってるのかわからねーと思うが俺も何が起こってるのか分からなかった……頭がどうにかなりそうだった……」
Xの投稿者は、30代の専門職、油淋鶏(@eurenji_inc)さん。妻は20代で共働き夫婦だ。
昨年12月25日の出来事だ。「クリスマスの夜、20時くらいに家に帰った私が玄関のドアを開けると、何かが焦げたような臭いが鼻をつきました。家の中で野焼きでもしたのかと思いビックリしましたが、クリスマスということもあり、妻がキッチンでグラタンでも作っていて、焦がしてしまったのかな、という考えも頭をよぎりました」。
リビングの扉を開けると、焦げた臭いは一層強くなった。部屋にうっすらもやがかかっているように曇っていた。「そこで『これはただごとではないな』と気付きました」。
キッチンに妻の姿はなく、コンロに火はついていなかった。「妻を呼ぶと、寝室から妻が出てきて一言、『部屋着が燃えた』と言ったのです。そこで初めて、何が起こったのか、妻に火傷はなかったことなどが分かりました」。まさに危機一髪だったのだ。
妻の視点から時系列を整理すると、夫が家に帰る数分前、コンロで煮込み中の料理の具材を取り出すために、振り返って背後にある冷蔵庫の扉を開けた際、妻のパジャマの背中側にコンロの火があたり、燃えあがった。
背後で明るい(赤っぽい)光とほんのり煙臭さを知覚したため、体をひねり背中からお尻のあたりを見てみた。そこで、部屋着のパジャマのシャツのお尻側にかすかに火がついていることを確認した。
焦ってはいたものの、冷静に服を脱ぎつつランドリールームに移動し、煙が出ている服をそのまま洗面台に置くと同時に蛇口から水をかけて、完全に消火したことを確認した。
その後、部屋で着替えている間に、夫である油淋鶏さんが帰宅した――。これがてん末だ。
「冬のニュースでよく見る火災の報道をひとごとではないと実感しました」
油淋鶏さん宅では、台所のコンロの向かい側に大きい冷蔵庫を置いていた。この配置も要因となり、着衣に火がつく事故が起きてしまったのだ。幸いなことに、妻にやけど・けがはなく、部屋に関しても着火・延焼はなかった。「結果的に、妻の初動対応が早かったおかげで何とか事なきを得ました」と振り返る。
投稿には衝撃が広がり、「ご無事で何よりです」「マジで運が良かったですね」「怖すぎて言葉出ないわ」「それ完全にホラー体験じゃん…」「調理の際は改めて注意が必要ですね」「これがあるからIHにした」「なにがどうしてそうなったんすか」など、驚く人が続出。
また、「私もつい2日前、同じ目に遭いました! 夕方帰宅して、ダウン着たまま台所に立ってて。コンロ奥のものを撮ろうとした時に手前のコンロの火がダウンに燃え移ったみたいです」「これ見て思い出したのが、モコモコしたフリースが一瞬で火だるまになりかけたこと。袖口から火が着いたと思った瞬間に、ざあっと肩まで火が上って回ってきた。すぐに脱ぎ捨ててシンクで消火」などの体験談も寄せられている。
着火事故を受けて、家庭内で対策を実施。「冷蔵庫をコンロから離して再設置する形で対策を取りました。ただ、私ごとながら最近、今の家に引っ越しをしまして、ちょうど1年前に購入した冷蔵庫を前の家から持ってきてそのまま使っているのですが、いかんせん右開きのため、コンロの対面に設置すると料理中かなり窮屈で、実際材料を取り出しにくいと思っていたところだったので、そもそも防げた事故だったのかなと思います」と話す。
油淋鶏さんは投稿で、「乾燥する季節が続きますが、皆さんくれぐれもお気をつけて」と注意を呼びかけた。
今回の一件を教訓にして、夫婦で防止策を見つめ直した。「この住宅火災寸前の事故を経験して、冬のニュースでよく見る火災の報道をひとごとではないと実感しました。どんな家庭でも起こり得るリスクなんだなと思いました」。
ネット上の反響から学ぶこともあったといい、「さまざまなご意見を賜りました。中でも、『フリース素材など、表面が毛羽立っている服を着ていたら、一瞬で全身に火が回る“フラッシュ現象”が起こって、命が危なかったかもしれない』『化学繊維100%の服だったら、燃えて溶融した繊維が皮膚に長時間とどまってひどいやけどをしていたかもしれない』との情報を教えていただきました。おかげで、化学繊維の服を着用したまま料理をしない、料理中はエプロンを着けるというルールを夫婦で共有することもでき、ご意見をいただいた皆さんには大変感謝しています」と話している。
あなたの“気になる”を教えてください