役所広司、公務員として4年間働いた過去 運試しで役者挑戦…稽古は「楽しくはなかった」
俳優の役所広司が、auじぶん銀行の新テレビCM『60年1組じぶん先生』篇に学校の先生役として出演することが、5日に発表された。同CMは同日から全国で放映される。

「同窓会のような撮影」と語る和やかな現場
俳優の役所広司が、auじぶん銀行の新テレビCM『60年1組じぶん先生』篇に学校の先生役として出演することが、5日に発表された。同CMは同日から全国で放映される。
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auじぶん銀行は、テレビCM『60年1組じぶん先生』篇を新たに制作。本CMには、国内外の映画賞を多数受賞し、幅広い役柄を自在に演じ分ける日本を代表する実力派俳優の役所が出演する。特設ページのCMギャラリーでは、CM本編に加え、メイキング映像も公開される。
本CMは、将来のお金について漠然とした不安を抱える60代の男女を生徒役に、70歳の役所が「じぶん先生」として、「将来のお金が不安な時代に、どのように銀行を選ぶと良いか」について授業を行う内容となっている。金融機関を選ぶ行動がお客さまの家計を助け、未来を明るくする大きな一歩になるという「てがたく、トクする方の人生を。」のメッセージとともに制作された。
映画やドラマでは威厳や風格のある役柄を演じることが多い役所だが、今作では知識と優しさを兼ね備えた「じぶん先生」という役どころに挑戦。撮影は終始和やかな雰囲気で進み、同世代のキャストが集まったことで、互いにフォローし合いながら演じるリラックスした現場となったという。役所も今回の撮影を「まるで“同窓会”のようなCM撮影」と表現している。
役所のコメントは下記の通り。
――今回のCM撮影の感想を教えてください。
「苦労した点はなくて、自分が思っていたよりも、とても楽しい撮影になりました。同年代のみんなが教室に集まったことで、昔の子供時代の教室を思い出しました。黒板とかチョークの匂いとか、そういうのが懐かしいなと思って撮影していました」
――黒板を消すのに戸惑っていたスタッフに使い方をレクチャーした時の心境は?
「美術さんが黒板を消している時に、『(慣れていない様子だったので)やっぱり今は、黒板はあんまり使わないのかな』と思って、僕が美術さんに(黒板消しの使い方を)指導して消しました。今、黒板は教室で使っているのかな?僕はちょっとわからないですけど…。みんな今ね、パソコンとかiPadでやるから…。よくあの黒板消しを、昼休みかなんかに叩いて、風上に来ると、全部ホコリを浴びた記憶がありますね(笑)」
――一番印象に残っているシーンはどこですか?
「この教室全体に、出演した男女の皆さんと同じ『クラスの仲間』のような雰囲気を感じることができたのは、僕が予測していなかった感じですね。60歳を過ぎた同級生のみんなが集まった教室で、小学生当時のことを思い出しながら『同窓会』をやっているような感じは、不思議な感覚でした。僕がNGを出してもみんな笑ってくれるし、誰か1人ちょっとセリフを噛んだりするとみんなが笑うので、とてもリラックスしていましたね。そういう現場って意外とないんですよね。だからやっぱり、同年代の人間がこういう教室で集まること、その画自体がとても面白かったと思っています」
――人生で最も大きかった決断を教えてください。
「勤めたのは4年だけですけど、僕は公務員でした。仕事を退職して、東京から故郷の長崎に帰ろうと思った時に、帰る前にダメ元で、運試しのつもりで仲代達矢さんが主催する『無名塾』の試験を受けてみました。そして何と合格したんです。本当に大きな転換期です。でもね、今思うと、本当に俳優になりたいっていう気持ちがあったのかないのか、よく分からないんです。実際、俳優の養成機関に入って芝居の稽古をしている時も、そんな楽しくはなかった。けど、少しずつ少しずつ人の前で何かこうお芝居をすることの恥ずかしさっていうのが少しずつ消えていきました。もちろん、全ては上手くいかないんですけども、一瞬何か我を忘れて、その自分が演じている人物がふっと降りてきた感覚を感じた時に『あ、これがお芝居というものなんだな』と思ってから、お芝居をすることの面白さを感じてきましたね」
――2026年に新しく挑戦したいことは?
「正直、今は何に挑戦しようかというのは、特に決まっているものはないんです。今年も半年ずっと仕事に追われていまして、来年も年明け早々ずっと半年くらいは仕事に追われそうなので、何かやっぱり自分にリフレッシュした時間が欲しいなと思います。そこで何かもう一度自分を立て直してスタートできるようにならないかなと今は思っています。この年になると、どんどん体力もなくなってきますので、何とか老いというものに、抵抗しながらもう少し頑張りたい。そのための準備をやりたいなと思います」
――役所さんがリフレッシュする際はどのようなことをしますか?
「先のことを考えないで、好きな本を読んで、好きな時に好きなものを食べて飲んで、そういう時間が欲しいなと思います。何かいつも僕たちは、次はこういう作品をやるという時には、その為の準備があります。だから完全にこの先しばらく自由な時間だ!ということが滅多にないので。そういう自由に使える時間が大切だと最近よく思いますね」
――2026年を漢字1文字で表すと何になりますか?
「幸せの『幸』ですかね。本当に世界中が何か大変な時代になってきたし、地球温暖化の問題もあって、作物もいろんな影響を受けています。やっぱり世界に『幸あれ』ということで、2026年はみんなに幸せが訪れて欲しいと願います」
――役所さんご自身の漢字一文字も「幸」ですか?
「そうですね。『幸』がいいです」
あなたの“気になる”を教えてください