【RIZIN】シェイドゥラエフ、ジャーマン連発は「盛り上がるように」 朝倉未来の救急搬送には「試合なのでしょうがない」

メインカードのフェザー級タイトルマッチは、王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(25=キルギス)が挑戦者の朝倉未来(33=JAPAN TOP TEAM)に1R・TKOで勝利。2度目のベルト防衛に成功した。試合後の会見でシェイドゥラエフは「簡単な試合だった」としたうえで、ジャーマンスープレックスを連発した理由については「会場がより盛り上がるようにしたかった」と明かした。

試合後、会見に臨んだラジャブアリ・シェイドゥラエフ【写真:小林靖】
試合後、会見に臨んだラジャブアリ・シェイドゥラエフ【写真:小林靖】

「世界最強の選手であることを証明したい」と決意

格闘技イベント「Yogibo presents RIZIN師走の超強者祭り」(31日・さいたまスーパーアリーナ=ABEMA PPVにて全試合生中継)第14試合 フェザー級タイトルマッチ、RIZIN MMAルール:5分×3R(66.0kg)

 メインカードのフェザー級タイトルマッチは、王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(25=キルギス)が挑戦者の朝倉未来(33=JAPAN TOP TEAM)に1R・TKOで勝利。2度目のベルト防衛に成功した。試合後の会見でシェイドゥラエフは「簡単な試合だった」としたうえで、ジャーマンスープレックスを連発した理由については「会場がより盛り上がるようにしたかった」と明かした。

 顔に傷一つつけず、涼し気な表情で会見に登壇したシェイドゥラエフ。「嬉しい気持ちです。簡単な試合だった」と率直な思いを口にした。

 圧巻の試合運びだった。組みの展開で軽々と朝倉を持ち上げると、何度もグラウンドにたたきつけた。ジャーマンを連発した理由については「会場がより盛り上がるように、迫力のある、素晴らしいパフォーマンスになるようにしたんだ」と、大一番のタイトル戦を楽しむ余裕すらあったと明かした。ただ「彼を怪我させるような目的はありませんでした」と悪意はなかったと強調した。

 朝倉については「ストライキングが結構上手です。でも、レスリングとか寝技とかはちょっといまいちです。私が掴んでグラウンドに落としたときに彼はほとんど動けない、出られない状態でした。スタミナとレスリングは足りないですね。ちょっと弱いということを感じました」と淡々と振り返り、「レフェリーがもっと早く止めるかなと思っていましたけど、止まらなかったから打撃を続けました。(朝倉が)怪我をするほどのたくさんの打撃をしてしまいました。でもこれは試合なので、しょうがないですね」と不敵な笑みを浮かべながら語った。

 今年5月にベルトを獲得し、キャリア16戦無敗全フィニッシュのパーフェクトレコードをこの日も継続させた。今後については「現時点ではRIZINと2026年の試合についての交渉はないですが、毎月試合をしたい」と明かし、キャリアの最終目標については「RIZINだけに留まらず、これからは他の団体のグローバルのトップ団体の選手と戦って、世界最強の選手であることを証明したいです」と決意していた。

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