“因縁の場所”でリベンジへ 新生Protea*、大きな壁への挑戦と揺らがぬ「武道館」への思い
ダンス&ボーカルグループ・Protea*(バイプロテア)にとって、2025年は怒とうの1年だった。2度にわたる全国フリーライブツアー開催、鈴木博貴と朝日奈侑史の新メンバー加入、11月と12月に2か月連続デジタルリリース、年末スペシャルワンマンライブ開催――。後編では、2025年の振り返りと今年7月20日にZepp Shinjukuで行うワンマンライブへの意気込みについて聞いた。

【後編】“変換期”の2025年を経て迎える“勝負の26年”
ダンス&ボーカルグループ・Protea*(バイプロテア)にとって、2025年は怒とうの1年だった。2度にわたる全国フリーライブツアー開催、鈴木博貴と朝日奈侑史の新メンバー加入、11月と12月に2か月連続デジタルリリース、年末スペシャルワンマンライブ開催――。後編では、2025年の振り返りと今年7月20日にZepp Shinjukuで行うワンマンライブへの意気込みについて聞いた。(取材・文=小田智史)
――メンバーの皆さんにとって2025年はどんな1年でしたか?
川村泰成(以下、川村)「メンバーの入れ替わりもあって激動の1年でしたし、一つの変換期だったと思います。個人としては舞台があったり、グループとしては全国フリーライブツアーを2回開催して、九州から北海道までいろんな場所に行ってたくさんのものを見ました。昨年はメンバー同士、そしてファンの皆さんとの絆がさらに強くなった気がします。この25年のProtea*の動きが、今年のZepp Shinjukuでのワンマンにつながっていって、今ある輪がもっと大きくなっていったらいいなと思います」
出村香月(以下、出村)「ツアーを通していろんな方に出会えただけでなく、25年はいろんなメディアでも情報を発信する機会をいただきました。ライブを観たことがなくても、媒体で知ってくれた方もきっと増えているだろうし、僕たちが知らないところでもProtea*の輪が広がっていると思えるきっかけになった1年でした。今年はZepp Shinjukuという大きな目標がありますが、Protea*の音楽や、面白いキャラクターのメンバーたちをもっと知ってもらって、好きになってくれる方を増やしていきたいです」
――Protea*の「ここをもっと知って欲しい」という部分はありますか?
飯泉遥斗(以下、飯泉)「Protea*は『変幻自在』をコンセプトに活動しているので、本当にさまざまな楽曲があります。特に昨年は『ぷろてあ体操』という大きく尖った楽曲を、ジャージを着ていろんな場所で披露させていただきましたし、そこで知ってくださった方も多いと思います。個人的には、今年は『ぷろてあ体操』と真逆の尖りをしたいと考えていて、これから先の変化も、僕たちを推していてワクワクできる部分というか、他のグループとはまた違った感覚で推せると思うので、いろんなProtea*を見てほしいです」
朝日奈侑史(以下、朝日奈)「新メンバーとして加入させてもらって、『ぷろてあ体操』は『すごくかっこいい衣装があるのに、ジャージを着て踊るんか!』と思った記憶があります。でも、今はノリノリで一番飛んでいるくらいです(笑)。皆さんにも楽しんでもらえるような楽曲になっているので、今年はまた真逆の感じの『変幻自在』を見せたいです」

“大きな壁”Zeppをどうやって乗り越えるか
――Protea*は今年7月20日にZepp Shinjukuでグループ最大規模のワンマンライブを開催することが決まっています。24年11月開催の対バンイベント「BOYS FILE FESTIVAL 2024」で初めてZepp(Zepp Shinjuku)のステージに立った際は、音源トラブルで無音パフォーマンスに終わり、岡島源武さんは「絶対にワンマンでこのZeppに立ちます! 立ってみせます!」と宣言していました。今回、“因縁の場所”へのリベンジと言えるライブになります。
岡島源武「今でこそ、ありがたいことに対バンでいろんなZeppに立たせていただけるようになりましたが、当時は『何をしていけば僕たちは今立ってる箱のサイズをアップしていけるんだろうか』とたくさん考えて考えて、やっとファンの方と一緒につかんだチャンスで、気持ちを込めて臨んだステージでした。無音でもやるしかなくて、それを評価してくださる方もいらっしゃったんですが、正直やりたかったのは完璧なパフォーマンス。言霊とかもあるかもしれないと思って、『絶対にワンマンでこのZeppに立ちます!』と言わずにはいられませんでした。それを聴いていた事務所の方が、こうして夢への道を用意してくだって、もちろんうれしさもありますが、今の僕たちからすると本当に本当に高い壁だと感じています。残り約半年で、どうやって距離を縮めていくのか。メンバー、スタッフの方々を含めてミーティングでは話が尽きません。決して後ろ向きではなく、ポジティブなマインドで、僕たちを好きな人で会場を埋められるかとみんなで日々考えています」
川村「Zepp Shinjukuに関係すると何かしら起こるジンクスが今の僕たちにはあります。もちろんリベンジという意味合いもあるんですが、Astar*(Protea*のファンネーム)の皆さんも今まであった全てを取っ払った最高のパフォーマンスを観たいときっと思ってくれているはずです。Zeppというのは誰しもが知っている場所でもあるので、そのステージに立っているProtea*を観てもらって、そこでさらにもっと上のステージに向かえるようにみんなでもっと強くなっていけたらと思います」
出村「Protea*を結成して、最初に目標を掲げようとYouTubeの映像を撮った時にもZeppに立つと意気込みを語っていました。だからこそ、今年のワンマンが発表されてすごくうれしかった反面、当初から一緒に活動してきて脱退したメンバーとも一緒にZeppに立ちたかったという思いもあって、最初はめちゃくちゃ泣いてしまいました。でも、今こうやって新体制になっても、メンバーのZeppに対する志は決して揺らがなかった。あの時の悲しさを乗り越えて、『Zeppのステージに何回でも立ってやるぜ!』くらいのグループになるつもりで挑戦したいです」
大塚琉司「Zepp Shinjukuはもちろん高い壁ではあるんですけど、自分たちの力でしっかりと埋めないといけない。ただ(日本)武道館に向けての通過点だとも思っています。僕たちはZeppの先を見ていると知ってもらいたいし、自分にももっと強く言い聞かせながら頑張っています」
飯泉「Zeppは一つの夢がかなう日になると思っています。僕たちはファンの方が手で数えられるくらいのところからスタートしました。いわばゼロからスタートしてZeppに立つことで、これまで積み上げてきた実績にきっと説得力を持たせられるはず。何歳になって挑戦しても、諦めなかったら目指している場所にたどりつける。それがProtea*を見てくださっている方への希望になったらいいなと考えています」
立嶋迅留「Zepp ShinjukuはProtea*にとって、分岐点になると思います。自分たちの目標人数を達成したらもちろんいい方向には進むと思いますが、もし達成しなかったらどうなってしまうんだろう……、と不安が今はすごく大きいです。残り半年、パフォーマンスレベルをしっかり上げて、一つひとつのライブの中で、『ここの踊り方ちょっと変わっているかも』というような気づきをAstar*に届けたいし、『この人たちのワンマンライブだったら観に行ってもいいかな』と少しでも思っていただける人を増やしたいです。Zepp Shinjukuを満員にしたいので、全力で頑張ります!」
鈴木博貴「アーティストになる夢は、芸能界を目指すきっかけの一つでした。こうしてProtea*のメンバーと出会って、自分がデビューした時にZepp Shinjukuでのワンマンの重大発表があったんですが、この半年間みんなと活動してきて、自分たちが目指しているものと現実との差は感じています。幸せな気持ちと不安の中で、今年7月20日まで何ができるか。まずはZepp Shinjukuを埋めて、次へ次へと進んでいきたいです」
朝日奈「僕もデビューした当日に発表があったので、何が起きているか分からない感覚でした。すごく高い壁だとは思いますが、このメンバーなら乗り越えられるという希望も持っています。新メンバーということに対してはさまざまな意見があるのも事実ですが、そこでマイナスな考えになってしまったら、僕が加入した意味もなくなってしまう。絶対にProtea*にとってプラスになる存在でありたいので、加入から1周年にあたるZeppでは、もう元々いたメンバーなんじゃないかと思ってもらえるようになりたいです」

個々の成長がグループとしてのステップアップへ
――Protea*は結成時からの目標が「日本武道館に立つ」。そこへの道筋として、これからのグループのビジョンは?
川村「武道館を一つ夢には掲げていて、武道館のもっと先を目指していけるような心持ちでこの8人でやっていけたらいいなと思いますが、それにはまずのZepp Shinjukuのワンマンを埋めないといけない現実があります。どうやって僕たちを好きな人たちで満員にして、その先に繋げれるか。みんなで毎日模索しながら進んでいます。Protea*として立つステージを大きくしていくことはすごく大事なんですけど、メンバーそれぞれが自分のしたいお仕事をどんどんできるようになっていけば、グループとしてのステップアップにもなっていくはず。僕はリーダーとは言っても引っ張っていくタイプではないので、みんなと同じ目線で一緒に成長していって、夢を追いかけ続けたいと思います」
□Protea*(バイプロテア)『プラチナムピクセル1st BOYS GROUP AUDITION』から結成され、2023年8月15日にてデビューしたダンス&ボーカルグループ。プロテアの花言葉“変幻自在”をコンセプトに、多種多彩な音楽と掛け合わさっていく、メンバーの個性を生かしたライブパフォーマンスが魅力。1st楽曲『INAZUMA FATE』はロックバンド・KEYTALKの寺中友将(Gt,Vo)が作詞作曲を担当した。メンバーはリーダーの川村泰成(白)、出村香月(青)、岡島源武(緑)、立嶋迅留(オレンジ)、飯泉遥斗(紫)、大塚琉司(黄色)、鈴木博貴(黒)、朝日奈侑史(ピンク)の8人。
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