小柳ルミ子、引退考えたら「同じ事務所の木下優樹菜さんが。先を越されてしまった」
芸能活動50周年を迎えた歌手の小柳ルミ子が30日、都内で、著書「もう68歳と思うのか、まだ68歳と考えるのか」(徳間書店)の発売記念会見を行った。小柳は1970年のNHK連続テレビ小説「虹」で女優としてデビューし、71年に「わたしの城下町」で歌手デビューしている。同書は、波乱万丈の芸能生活50年で初めて明かす秘話や、現在の芸能界や後輩たちへのメッセージ、新型コロナウイルス、自身の引退、大人の恋愛などをつづっている。
デビュー50周年記念著書「もう68歳と思うのか、まだ68歳と考えるのか」の発売会見
芸能活動50周年を迎えた歌手の小柳ルミ子が30日、都内で、著書「もう68歳と思うのか、まだ68歳と考えるのか」(徳間書店)の発売記念会見を行った。小柳は1970年のNHK連続テレビ小説「虹」で女優としてデビューし、71年に「わたしの城下町」で歌手デビューしている。同書は、波乱万丈の芸能生活50年で初めて明かす秘話や、現在の芸能界や後輩たちへのメッセージ、新型コロナウイルス、自身の引退、大人の恋愛などをつづっている。
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デビュー当時と変わらないスタイルをキープし、二十数年前に着用したセクシーなワンピース姿で取材陣の前に姿を見せた小柳は「まだ68歳の私です」とあいさつ。「今年デビュー50周年で、コロナの影響で予定していたイベントも中止になり、でも本は書けるので」と語ると、「自粛でたっぷりかける時間があったので納得のいく本になったと思います。感無量です」と満足げに語った。
タイトルに込めた意味には「常々、まだ68よと言っています。もう68と言った時点で成長が止まると思っています」と説明すると、「世の女性にエールをおくるつもりで付けました。完璧だと思います。このタイトル」と自信をみせた。
また、芸能人生を振り返り、「いやー、いろいろあり過ぎて、よくここまで来られたなと。感無量。何かつらいことがあると、誰か救いの手を差しのべてくれた。私は50年間、人に恵まれてここまで来た。人との出会いに感謝です」。印象に残っていることには「本当に山あり谷ありの人生だった。大きな障害が来ても乗り越えられた。どれが一番と言われてもあり過ぎて。でも腐らずに頑張ってきたのが良かったのかな」としみじみと語った。
また、スタイルを保つ秘けつには「とにかく健康で、歌手としてファンの方に夢を見ていただけるボディーであり続けたいと、ルミ子流の鍛錬をしているだけです。日々、ストレッチ、筋トレ、開脚したり、腹筋したり」と紹介。「楽とか苦とか感じない。それが日常だし、自分の美学。フィットしたドレスが着られなくなったら私じゃないなと思う」。
著書には引退を考えたことにも触れている。「ここ2か月前、仕事が全くなくなって、芸能界に私のポジションがない、戦力外通告されたと、潮時だなと考えていました。そしたら同じ事務所の木下優樹菜さんが引退。先を越されてしまった。ここで私が辞めたらあの事務所はどうなっていると思われる」と、引退しないことにした経緯を説明した。