【RIZIN】伊澤星花、RENAに2R一本勝ちでベルト防衛 ダウン奪われるピンチに苦笑「痛かった」 無傷の18連勝
第10試合の女子スーパーアトム級タイトルマッチは、王者・伊澤星花(28=JAPAN TOP TEAM)がRENA(34=シーザージム)に勝利。女子格闘技の頂上決戦を制し、3度目の王座防衛に成功した。

1Rに左フック被弾も…最後はギロチンチョークで一本
格闘技イベント「Yogibo presents RIZIN師走の超強者祭り」(31日・さいたまスーパーアリーナ)第10試合 女子スーパーアトム級タイトルマッチRIZIN MMAルール:5分3R(49.0kg)
第10試合の女子スーパーアトム級タイトルマッチは、王者・伊澤星花(28=JAPAN TOP TEAM)が2RにRENA(34=シーザージム)をギロチンチョークで絞め上げ一本勝ちを収めた。女子格闘技の頂上決戦を制し、3度目の王座防衛に成功した。
因縁は王者の勝利で決着した。伊澤がRENAを撃破し、最強女王の地位を守り抜いた。
RIZIN参戦当初は優等生キャラだった伊澤だったが、ここ数年は感情を表に出すように。RENAとの対戦を巡っては伊澤が“ヒール”のようになっていたが、この日の入場ではそれを物語るかのように真っ黒なガウンを羽織って入場した。
立ち上がりで足元をすくわれた。スタンドの展開で右の前蹴りをリズムよく出していた伊澤だったが、RENAの左フックを被弾しまさかのダウン。その後にパウンドを浴びた。
その後は自らタックルに入り、得意の展開で勝負。グラウンドでは常に優位なポジションを取り続け、流れるような寝技の攻めを見せた。フィニッシュはノースサウスチョークから移行したギロチンチョーク。RENAの首に深く腕を巻き、絞めあげ、タップアウトを奪った。
試合後、伊澤は「女子格闘技つまらないとかトイレ休憩とか言われていて悔しかったんですけど、RENA選手あって今回の試合盛り上がったと思う。女子格闘技これからが全盛期だと思います、応援お願いします」とコメントした。
左フックについて問われると「痛かったです」と苦笑いしていた。
伊澤は、2021年大みそかにRIZIN初参戦し、初勝利。22年大みそかに、女子スーパーアトム級ワールドグランプリで優勝してベルトを獲得した。以降、2度の防衛に成功し、キャリア17戦17勝無敗と圧倒的な実力を誇る。
RENAは、2015年の旗揚げ興行からRIZINに参戦する女子格闘技のレジェンド。10周年のメモリアルイベントで、舌戦を繰り広げてきた伊澤に挑んだが及ばなかった。
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