シンガー・ソングライターくろさわかな、乳がん公表 ステージ2の「トリプルネガティブ」で約1年半の治療へ

今年11月にメジャーデビューした鳥取在住のシンガー・ソングライターくろさわかなが30日に自身のSNSなどを更新し、乳がんの診断を受けたことを公表した。病状は「トリプルネガティブ乳がん」のステージ2で、今後約1年半にわたる治療に専念する。

乳がんを公表したくろさわかな【写真:インスタグラム(@kana_kurosawa_)より】
乳がんを公表したくろさわかな【写真:インスタグラム(@kana_kurosawa_)より】

12月から抗がん剤治療を開始

 今年11月にメジャーデビューした鳥取在住のシンガー・ソングライターくろさわかなが30日に自身のSNSなどを更新し、乳がんの診断を受けたことを公表した。病状は「トリプルネガティブ乳がん」のステージ2で、今後約1年半にわたる治療に専念する。

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 くろさわは「今の状況と、今の気持ちを、ちゃんと自分の言葉で書こうと思います」と切り出し、2025年11月に乳がんが判明したことを報告。診断当初は「自分がどうなってしまうのか分からない。がんのことしか考えられなくて、頭の中がずっといっぱいで、今振り返ると、あまり記憶が残っていません」と混乱の中にいたというが、現在は「乳がんであることを、本気で受け入れました。『乳がんになるそれも、くろさわかなの人生。これが、今の私なのです!! ポジティブすぎるかもしれないけど(笑)私は、そうやって挑むって決めました」と前向きな心境を明かしている。

 報告がこのタイミングになった理由については「自分の中で覚悟が決まらないまま、ネガティブな気持ちだけを投げたくなかった」と、ファンへの配慮があったことを説明した。

 公表された内容によると、診断結果は「トリプルネガティブ乳がん」のステージ2。当初はステージ1とされていたが、精密検査の結果、進行が非常に早いことが分かり、現在は12月15日から抗がん剤治療を開始しているという。

 今後の治療計画は、術前の抗がん剤治療(約6か月)、手術、術後の抗がん剤治療(約6か月)で、休薬期間を含めると約1年半に及ぶ見通し。2026年1月中旬に手術が予定されていたため、大阪で予定していたワンマンライブは中止となり、「本当に開催したかった。申し訳ない気持ちでいっぱい」と苦渋の決断だったことも明かした。

 過酷な闘病生活が予想される中、「間違いなく今までの人生で一番の試練です。でもね、私は、乗り越えます!!! それが私の使命」と力強く宣言。食生活の見直しや運動など、前向きに病気と向き合っている現在の様子を伝え、「絶対に治します!!! そして、また元気な姿を見せます!!! 再発もしません!!! 根拠は分かりませんが、私は大丈夫。そう言わせてください」とファンへ再会を誓った。

 さらに「治療のタイミングを見ながら、副作用と向き合いつつ、ウィッグをつけてライブができたりしないかな~なんて、密かに思っていたりもします」と、音楽への情熱を絶やさない言葉をつづった。

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