Mrs. GREEN APPLE、バンド初のレコ大3連覇達成 大森元貴が感謝「大義をすごく考えます」

3人組バンド・Mrs. GREEN APPLE(大森元貴、若井滉斗、藤澤涼架)が30日、『ダーリン』で日本レコード大賞3連覇を達成した。TBS系は同日、東京・初台の新国立劇場から『第67回 輝く!日本レコード大賞』(午後5時30分)を生放送。同バンドは2023年の『ケセラセラ』に続き、24年の『ライラック』でも大賞を受賞しており、レコ大史上3組目、バンドでは史上初の快挙を成し遂げた。

日本レコード大賞3連覇を達成したMrs. GREEN APPLE【写真:徳原隆元】
日本レコード大賞3連覇を達成したMrs. GREEN APPLE【写真:徳原隆元】

『第67回 輝く!日本レコード大賞』 過去には浜崎あゆみ、EXILEもV3

 3人組バンド・Mrs. GREEN APPLE(大森元貴、若井滉斗、藤澤涼架)が30日、『ダーリン』で日本レコード大賞3連覇を達成した。TBS系は同日、東京・初台の新国立劇場から『第67回 輝く!日本レコード大賞』(午後5時30分)を生放送。同バンドは2023年の『ケセラセラ』に続き、24年の『ライラック』でも大賞を受賞しており、レコ大史上3組目、バンドでは史上初の快挙を成し遂げた。

 司会の安住紳一郎アナウンサーが大賞決定を発表すると、3人はステージに向かって一礼。拍手する共演者や観客には手を合わせた。

 ステージに上がり、若井が「これまでたくさんの方に支えていただいてここまでこれました」と感謝。藤澤も「ただただ音楽活動をできていることに心から感謝しています」と頭を下げた。

 そして、安住アナが「大森さんの才能はみんなが認めるところです。誰も大森さんの気持ちは理解できないところに行っているんだと思います」と振ると、大森は「ありがとうございます」と返してあふれる思いを口にした。

「3連覇という意味を、大義をすごく考えます。これからも真摯に楽曲を作って参りたいと思います。精進してまいります」

 そして、ファンに向けて「聴いてくださる方がいなければ、我々は活動している意味はありません。本当に一つ一つ毎日毎日、感謝の気持ちでいっぱいです」と頭を下げた。

 その後、『ダーリン』を熱く歌い上げた。涙はなく、放送終了後も笑顔で観客に手を振り続けた。

 文句なしの受賞だった。過去の3連覇は浜崎あゆみ(01~03年)、EXILE(08年~10年)が記録しているが、バンドでは初の快挙だ。

 今年のMrs. GREEN APPLEは、初の5大ドームツアーで計55万人を動員。7月26日・27日に神奈川・横浜市の山下ふ頭特設会場で開催した公演は、2日間で10万人を動員するミセス史上最大規模の野外ライブとなった。2月には韓国・ソウルで初の海外公演を実現している。

 そして、『ダーリン』『クスシキ』『天国』『breakfast』『Carrying Happiness』『夏の影』『GOOD DAY』と立て続けにリリース。その全てを作詞、作曲した大森はこの日、司会の安住アナから「プレッシャーで押しつぶされそうなことはないのですか」と問われたが、それを笑顔で否定した。

「楽しい毎日を過ごさせていただいています。歌を届けられる場所があることは当たり前じゃないので、日々、そういう気持ちなのでプレッシャーとかは感じないですね」

 全楽曲のストリーミング総再生回数が、国内アーティストで初めて100億回を突破した。オリコン調べでは、年間売り上げで自己最高の200.2億円を記録。1位のSnow Manに続く200億円超えだった。ライバルのSnow Manが不在の中、前評判でも「Mrs. GREEN APPLEのレコード大賞3連覇は揺るぎなし」の声も高かった。

 そんな3人は年明けから「フェーズ3」に入る。活動休止期間を設けず、さらなる高みへと進む姿勢を見せている。大森はこの日も「より進化していくような、より自信を持って届けられる作品を作れたらなと思っています」と語った。史上初のレコ大4連覇を懸け、3人はまた新たな歩みを始める。

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