大みそかに放送される『第76回NHK紅白歌合戦』（午後7時20分）で司会を務める俳優の綾瀬はるか、今田美桜、タレントの有吉弘行、同局の鈴木奈穂子アナウンサーが30日、囲み取材に応じた。綾瀬は6年ぶり4回目、有吉は3年連続3回目、今田は今回が初めてとなる。

　リハーサルを終えた綾瀬は「今年も大活躍された数々のアーティストの皆さんと一緒に、朝から夜までリハーサルができて、ハードなスケジュールではあったんですけれども、本当に本番が楽しみだなっていう気持ちになって盛り上がってきています」とワクワクした表情。今田は「私はリハーサルというものを初めて経験するんですが、パフォーマンスを目の前で見させていただいて、ますます本番が楽しみになりました」と初々しく心境を明かした。

　一方、3年連続となる有吉は「リハーサルからすごく盛り上がっていて、過去2年よりもすごい紅白になるんじゃないかなと」と手応えを語りつつ、「ただ、打ち合わせとか本読みとかやってると、NHKって底冷えするんですよね」と付け加え、会場の笑いを誘った。

　鈴木アナは「朝からバタバタな感じでリハーサルが進んでいまして、それも含めて本当に本番が近づいているなと。歌手の皆さんのパフォーマンスも、今年すごく耳にした曲もあれば、懐かしいと感じる曲もあり……」と、放送への期待を込めて語った。

　また、毎年恒例となっている三山ひろしのけん玉世界記録挑戦企画には、IROHA（ILLIT）、MAKI（&TEAM）、DJ KOO（TRF）、新浜レオン、箕輪はるかのほか、司会の有吉も参加する。リハーサルではチャレンジに失敗する場面もあった有吉だが、「楽屋でもずっとけん玉を練習する毎日です。本番は必ず成功するように頑張りたいと思います」と、本番成功に向けて並々ならぬ意欲を見せた。

「つなぐ、つながる、大みそか。」をテーマに放送する今年。前半は「放送100年 紅白スペシャルメドレー」として、Mrs. GREEN APPLEの『夢であいましょう』でスタート。紅組はCANDY TUNEの『倍倍FIGHT!』で、白組は新浜レオンの『Fun! Fun! Fun!』で始まる。

　後半は、今田らが出演する連続テレビ小説『あんぱん』スペシャルステージで開幕。特別企画として矢沢永吉、松任谷由実らも後半のステージに登場し、ドラマ主題歌で話題の『ファンファーレ』を歌唱する玉置浩二はトリ前を飾る。そして紅組のトリは7年連続でMISIAが務め、Mrs. GREEN APPLEが大トリを務める。

　ゲスト審査員にはNHK連続テレビ小説『ばけばけ』で主演を務める俳優の髙石あかり、プロ車いすテニス選手の小田凱人、2026年放送の大河ドラマ『豊臣兄弟！』で主演を務める仲野太賀、松嶋菜々子、プロサッカー選手の“キングカズ”こと三浦知良、文芸評論家の三宅香帆氏、声優の野沢雅子の7人が務める。