【RIZIN】朝倉未来、下馬評不利も自信 15戦無敗の王者に「自分からテイクダウンも取ろうと思ってる」
格闘技イベント「Yogibo presents RIZIN師走の超強者祭り」(31日・さいたまスーパーアリーナ)の試合前記者会見が29日、都内で行われた。メインカードでフェザー級王者・ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(25=キルギス)に挑戦する、朝倉未来(33=JAPAN TOP TEAM)は「ファンの期待に応えたい」とコメント。聖地での決戦は「最後になるかもしれない」と言及した。

RIZIN10周年「楽しみな感じ」
格闘技イベント「Yogibo presents RIZIN師走の超強者祭り」(31日・さいたまスーパーアリーナ)の試合前記者会見が29日、都内で行われた。メインカードでフェザー級王者・ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(25=キルギス)に挑戦する、朝倉未来(33=JAPAN TOP TEAM)は「ファンの期待に応えたい」とコメント。聖地での決戦は「最後になるかもしれない」と言及した。
運命の決戦まで2日。今年の日本格闘技を締めくくる、キャリアをかけた闘いに向けて、緊張感をただよわせながら会見に臨んだ。
現在の心境については「楽しみな感じですね。RIZINが10周年ってこともあって、格闘技を広めたくてYouTubeを始めたりとか、俺の試合をずっと見てくれているファンからすると、やっぱりここで勝ってほしいっていう気持ちも大きいと思うんで。そこへの期待に応えられるような練習をやりきってきたんで、あとは本番だけですね」と強気に語った。
15戦無敗の対戦相手・シェイドゥラエフについては「本当に、正真正銘の史上最強の化け物ですよね。マジで強いんでレベルの高い面白い試合になると思う」と語った。いつも通りクールな口ぶりながら、言葉には力がこもっていた。
昨年大みそかに現役復帰を発表。5月に鈴木千裕を東京ドームで撃破すると、7月のクレベル・コイケ戦にも判定勝ちした。元王者勢との連戦に勝利し、自身の手でタイトル挑戦権をもぎ取った。
過去2度のタイトル戦はいずれも敗戦。「組みの練習をすごいやってきたんで、そこは圧倒的に違うなっていうのはあります。別にテイクダウンされても、逆に自分からテイクダウンも取ろうと思ってるんで、組みでも全然戦えると思います。そこが大きく変わった部分です」と成長を明かした。
格闘技の聖地・さいたまスーパーアリーナは、来年1月から長期の改修工事に入る。フロイド・メイウェザーや平本蓮戦の敗戦。クレベル・コイケからのリベンジ勝利など、この地でさまざまな思いを味わってきた。「さいたまスーパーアリーナっていうのは俺の人生の中でも重要な場所だったし、すごい思い出もある場所です。もしかしたら、さいたまスーパーアリーナで戦うのは今回が最後かもしれない。2年後とかですよね、改修終わるのが。入場から大会が終わる最後までしっかり楽しみたいなと思います」と熱く語った。
悲願のベルト獲得に向けて、最後には「ほとんどの人が多分勝てないと思ってると思う。でも俺自身は勝つ気満々だし、勝てると思ってるんで、そこを信じて、皆さんの期待に応えられるような、とにかく覚悟を持った試合をするんで、ぜひ見てください」と意気込みをあらわにした。
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