『シャドバWB』初代世界王者はDFM・ユーリ 賞金は1億円「振り込まれたらボロ泣きかも」
Cygamesの対戦型オンラインデジタルカードゲーム『Shadowverse: Worlds Beyond(シャドバWB)』の国際大会「Shadowverse World Grand Prix 2025」の決勝トーナメントにあたるGrand Finalsが28日、パシフィコ横浜にて開催された。決勝ではDetonatioN FocusMe(DFM)所属のDFM / yuuri(以下、ユーリ)がMishadow51(中国)を下し、王者となっている。

『シャドバWB』初代世界チャンピオンはDFM所属のユーリ
Cygamesの対戦型オンラインデジタルカードゲーム『Shadowverse: Worlds Beyond(シャドバWB)』の国際大会「Shadowverse World Grand Prix 2025」の決勝トーナメントにあたるGrand Finalsが28日、パシフィコ横浜にて開催された。決勝ではDetonatioN FocusMe(DFM)所属のDFM / yuuri(以下、ユーリ)がMishadow51(中国)を下し、王者となっている。
決勝に進出したのは、DFMの一員としてプロリーグ「RAGE Shadowverse Pro League 2025」で戦うユーリと、中国から参戦したMishadow51。準決勝ではユーリがストレート勝利と力を見せつけ、Mishadow51はプロ選手のYFM / agunomuをフルセットの末に下してきた。
3デッキBO5(3戦先取)の決勝戦。固い握手を交わした両者の戦いは、互いに強い信頼を置くウィッチのデッキを選択し、ミラーマッチ(同じデッキタイプでの対戦)からスタートした。それぞれ探り合うような序盤から中盤を経て、ユーリが『暴食のアナテマ・ララアンセム』を最速で展開することで、素早い決着を実現させ、1勝目を手にしている。
2戦目はウィッチを続投させたMishadow51に対して、ユーリはドラゴンを選択。一般的に競技シーンではあまり使用されていないドラゴンを使いこなすユーリは、Mishadow51の手札を完全に読み切ったプレイングを見せる。『銀氷の竜少女・フィルレイン』から手に入る『銀氷の吐息』を有効活用し、Mishadow51の動きを見事に阻害。試合後に「あれは頻出の形だった」と涼しく振り返る一手で1戦目に続いての早期決着を見せ、一気に世界チャンピオンに王手をかけた。
3戦目は両者がロイヤルを選択し、再びのミラーマッチ。互いに容赦なく相手のライフを削っていく積極的な展開となり、徐々にそれぞれが水際でライフを守り合う形に。最後はユーリが盤面展開の攻防をしのぎ切り、『レヴィオンの迅雷・アルベール』の疾走ダメージで勝負あり。準決勝に続く3-0のストレート勝ちで、『シャドバWB』の初代世界チャンピオンの座を手にした。

ユーリは試合直後のインタビューで最終戦の反省からスタートするなど、世界王者となっても向上心は尽きない。これまでビッグタイトルとは無縁だっただけに「これまでは惜しいところで負けることが多かった。その分のチャージが一番いいところで爆発した」と感慨深げ。一方で、賞金1億円のビッグタイトルを勝ち取った実感は「まだない」と明かす、「(賞金が)振り込まれたらボロ泣きかもしれないです」と笑顔を見せていた。
あなたの“気になる”を教えてください