ミス・ジャパン、小川千奈さんの素顔 コロナ期間に1人でマスク1300枚を手作り寄付
「2020ミス・ジャパン」日本大会が29日、都内のホテルで開催され、ファイナリスト35人の中からミス・岩手の小川千奈さん(21)がグランプリに輝いた。栄冠を勝ち取ったミス・ジャパンの素顔に迫った。
「本当に夢を見ているよう」
「2020ミス・ジャパン」日本大会が29日、都内のホテルで開催され、ファイナリスト35人の中からミス・岩手の小川千奈さん(21)がグランプリに輝いた。栄冠を勝ち取ったミス・ジャパンの素顔に迫った。
小川さんは岩手医科大学3年生で看護学部に通う現役の看護学生。大学受験に失敗するも、独学で勉強を重ね、希望の医療系大学に進学。看護学部に通うかたわら、子ども食堂の訪問を通し、貧困から1人で食事を摂る「孤食」の現実を知ったという。コロナ禍の間には授業の合間に1人でマスク1300枚を作り寄付した。
「本当に今夢を見ているような感じで、驚きの気持ちでいっぱい。この経験を通じて言葉の大切さを伝えられるオピニオンリーダーになりたい」と小川さん。
将来は看護師資格を持ったアナウンサーになり、社会問題について発信していきたいと語ったが、モデルや芸能界の興味について問われると「私でよければ興味はあります。本当に、岩手のどこにでもいるような大学生なので……」とはにかんだ。