クマ最悪被害に海外旅行者あ然「撃つ必要がある」 ハンティング経験者「野生動物は大好きだけど…」
強い北風が吹く“極寒”の中でも、半袖半ズボンで元気いっぱい。オーストラリアからやって来た外国人家族は、初めての日本旅行を大満喫だ。日本の冬の光景、習慣の違いにびっくり。日本列島に衝撃をもたらした、クマを巡るニュースにも驚きを示した。

北風の寒い中でも半袖Tシャツ姿
強い北風が吹く“極寒”の中でも、半袖半ズボンで元気いっぱい。オーストラリアからやって来た外国人家族は、初めての日本旅行を大満喫だ。日本の冬の光景、習慣の違いにびっくり。日本列島に衝撃をもたらした、クマを巡るニュースにも驚きを示した。
年の瀬の築地場外市場。笑顔いっぱいの3人家族は、日本で楽しみにしていたうどんを食べて、心と体を温めた。「念願の食事で、とてもおいしかったわ」。作業療法士のレベッカさんは大満足の表情だ。
ニュージーランド出身で金融サービス業に就く、夫のデズモンドさんは「日本で楽しめないものなんて何一つないよ。新鮮なシーフードも素晴らしい。私たちも魚を食べますが、日本はマグロの種類が豊富で、選択肢がずっと多い。家族みんなで『食べ物』の観点から日本を選びました」。和食を心から堪能している。
朝からかなり冷え込んだのにもかかわらず、デズモンドさんはTシャツ姿。いくら南半球で真夏のオーストラリアからやって来たとは言え、寒くないのか。お腹を触りながら「僕にとっては、この“ウエア”があるから寒くないのさ」と豪快にジョークを飛ばす。
インフルエンザなど、日本では冬は健康リスクが高まる。マスクを着用している人は多い。デズモンドさんは「なぜ日本人はみんなマスクをしているのですか? こっちが聞いてみたいよ」。
妻のレベッカさんは「感染予防ということ? なるほど、分かりました。オーストラリアでもコロナ禍の時はみんなしていたけど、今は風邪をひいた時ぐらいだわ。でも、公共交通機関では賢い選択だと思います。今はオーストラリアは夏だけど、冬の日本に来たので、風邪やウイルスも多いでしょうし」と理解を示した。
日本に来ての“プチ違和感”があるという。デズモンドさんは「知らなかった習慣というのはあります。例えば、お会計の時に両手でお金を渡すこととか。あと、サングラスをかけている人が少ない! きょうは晴れているのだけど、自分だけかけていて浮いている気がしたので、外しました(笑)」。確かに、サングラス文化はまだ日本では浸透していない側面がある。
一方で、日本の現状で驚がくしたことがある。全国で最悪レベルの被害を出しているクマ問題だ。2025年の世相を表す「今年の漢字」に「熊」が選ばれたほど、日本社会に与えたショックは大きい。環境省の統計によると、25年度のクマによる死者数は13人、被害者数は230人(25年11月末現在)に及ぶ。
クマによる甚大(じんだい)な被害を聞いたデズモンドさんは「それは悲しいニュースです。クマを撃つ必要がある。ハンターが必要だと思います」。かつてハンティングに従事した経験があるといい、自らの意見をはっきりと口にした。
一方で、クマの駆除を巡って、賛否の議論が巻き起こっている。
レベッカさんが「オーストラリアにはワニがいます」と例に出すと、デズモンドさんは「もしワニが人を襲って殺すようなことがあれば、そのワニを仕留めに行く。駆除したり捕まえたりします」と説明する。地域住民の安全、生活の安定、そして人命の保護。多くの論点がある。レベッカさんは「もちろん自然を敬うことも大切」、デズモンドさんも野生動物の保護に賛同する。そのうえで、「(クマやワニの)個体数を管理するべきだと思っています。もちろん私たちは野生動物は大好きだけど、人間の命は非常に重要で、人間を守るべきだと考えています」。真摯(しんし)な思いを聞かせてくれた。
家族は日本に2週間以上の長期滞在。新幹線に乗ってみる、和のグルメを食べまくるなど、日本旅の予定は盛りだくさんだ。ゲームが大好きな息子のエドワード君はちょっとシャイ。そんな仲良し家族は、クリスマスと新年を日本で過ごす。日本のおもてなしに感激。“最高の年末年始”を楽しんでいる。
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