天海祐希、2年越しの劇場版『緊急取調室』に前日もドキドキ「頼む公開してくれ!」 大杉漣さんへの思い吐露
劇場版『緊急取調室 THE FINAL』(常廣丈太監督)初日舞台あいさつが26日、都内で開催され主演の天海祐希ら豪華キャスト陣が集結した。

12年の時を経て、劇場版でついに完結を迎える
劇場版『緊急取調室 THE FINAL』(常廣丈太監督)初日舞台あいさつが26日、都内で開催され主演の天海祐希ら豪華キャスト陣が集結した。
テレビ朝日系連続ドラマとして2014年1月から4シーズンにわたって放送された『緊急取調室』シリーズ。天海演じる取調官・真壁有希子が緊急事案対応取調班(通称・キントリ)のメンバーとともに凶悪犯と心理戦を繰り広げ、第109回ザテレビジョンドラマアカデミー賞最優秀作品賞など数々の賞を受賞した。12年の時を経て、劇場版でついに完結を迎える。本作は2年前に公開される予定だったが諸般の事情により公開が延期となった。
2年越しに公開初日を迎え天海は、「昨日も『頼む公開してくれ!』とワクワクとドキドキで寝られなかった。今日という日を無事に迎えられて、こんなにたくさんのお客様に来ていただいて心から感謝しています」と感無量。この日も朝4時起きでテレビ番組出演などのプロモーション活動を行い、「(テレビを)見てくださった方が1人でも劇場に足を運んでくださるのではと思うと、やっぱり『やります!』と言っちゃうんです」と笑顔を見せた。
舞台あいさつには、天海のほか、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、大倉孝二、塚地武雅、佐々木蔵之介、石丸幹二、でんでん、小日向文世、常廣丈太監督が登壇。天海が代表して「この作品に懸ける思いはみんな同じ方向を向いていて、同じように並走して来られたと思う」と語り、「2年前のムビチケを持って見に来てくださった方もいらっしゃる。ありがとうございます」と客席へ向け感謝のメッセージを送った。
舞台あいさつの最後には、ドラマのスタート時から刑事・中田善次郎役でレギュラー出演し、2018年2月21日に亡くなった大杉漣さんへの思いを吐露。天海は「泣きたくないので泣かないんですけども……」と前置きし、「初日を迎えられたことは、すべての方からのプレゼントだと思っているし、漣さんが力を貸してくださっていると思う。今日の日を迎えるために、ものすごい数の方が力を貸してくださった。もちろん、2年間待っていてくださったみなさん、ずっと応援してくださったみなさん、その思いを背負って今日私たちはここに立てている。すべての方々に心から感謝したいです」と話し、「この映画でファイナルになりますが、ずっとみなさんの心にキントリがありますように。そして、このメンバーの中に必ず漣さんがいてくださっていると信じています」と願いを込めた。
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