武井咲「装っていました」 映画『るろ剣』の現場で感じたプレッシャー 佐藤健も驚く14年目の真実
俳優の武井咲が23日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで開催された映画『るろうに剣心』の舞台あいさつに登場。共演した佐藤健、青木崇高、土屋太鳳、大友啓史監督、アクション監督の谷垣健治さんとともに撮影当時の思いを明かした。

映画『るろうに剣心』舞台あいさつ
俳優の武井咲が23日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで開催された映画『るろうに剣心』の舞台あいさつに登場。共演した佐藤健、青木崇高、土屋太鳳、大友啓史監督、アクション監督の谷垣健治さんとともに撮影当時の思いを明かした。
12月31日をもって、100年にわたる日本での劇場配給業務を終了することとなったワーナー ブラザース ジャパンは、12月15~23日の9日間、東京・丸の内ピカデリーと大阪・なんばパークスシネマでメモリアルイベント「ワーナー・ブラザース映画ファンフェスティバル」を開催。最終日となったこの日は、ワーナー・ブラザース映画を象徴する映画『るろうに剣心』の舞台あいさつが行われ、主演の佐藤らが登壇した。
同シリーズで神谷薫を演じた武井は、冒頭で「恥ずかしいな。すごい緊張していて(笑)」と照れ笑いを浮かべながら、「こうやってお話をいただいて、みんなと会えて今日は本当にうれしいです。今もこんなにもたくさんの人が集まってくださったことに感動しています。本当にありがとうございます」と観客に感謝した。
『るろうに剣心』1作目の撮影時は、17歳だったという武井。「17歳の時に撮影に入らせてもらい、大友監督と佐藤さんから『どれだけやれますか?』みたいなことをすごい感じていて、(自分の意見を)発言できませんでした。これはお芝居で見せないと、何を言ってもポトポトと落ちちゃう感覚で(発言が)届かないなと思いました。(芝居の)経験値といい17歳の若さといい、相手にしてもらえないと思ったので、自分を奮い立たせたというか、これはまずいというか、それぐらい怖かったです」と10代ながらも俳優としてのプレッシャーを感じたという。
そんな当時の武井ついて佐藤が「楽しくやっていたのかと思っていました」と印象を述べると、武井は「装っていました」と正直に明かしつつ、「生のお芝居っていうのを教わった現場だと思っています。試されているというか、それに応えなくてはいけないプレッシャーを自分に与えていた現場でしたね」と振り返った。
その武井は同シリーズで神谷薫を長く演じたこともあり、インスタグラムの投稿で役名で呼ばれることもあるという。「役名で呼ばれることが少ないのでうれしいですし、ともに薫がいることに心強い気持ちにもなります」と笑顔。
続けて「今日ここに立つことができて、『るろうに剣心』は自分にとって帰ってくる場所のような作品だと実感しました。17歳からシリーズを通して人生の節目で携わらせていただき、度々試されているような気持ちでどれだけ成長したのかを見せなければいけない、奮い立たせるような現場でした。そんな現場は今まで本当にありません。このような機会をいただき、こうやって皆さんとお会いすることができてすごくうれしいしハッピーでした。それと皆さんのお力のパワー、応援する温かいお心のお陰だと思っています。心から感謝します」と感謝の言葉で締めくくった。
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