タレントの上沼恵美子が22日、ABCラジオ『上沼恵美子のこころ晴天』（月曜正午）に出演。21日に行われ、かつて審査員を務めた『M-1グランプリ2025』決勝を視聴したと明かした上で、審査員9人について「現役バリバリの人ばかり」とし、ネタの分析など理解度がすごいと絶賛した。

　今回の審査員は礼二（中川家）、山内健司（かまいたち）、塙宣之（ナイツ）、博多大吉（博多華丸・大吉）、哲夫（笑い飯）、柴田英嗣（アンタッチャブル）、駒場孝（ミルクボーイ）、後藤輝基（フットボールアワー）、海原ともこ（海原やすよ・ともこ）の9人で優勝経験者が5人だった。

　上沼は「昨日、M-1見た？」と切り出し、共演のシャンプーハット・てつじ、ABC・北村真平アナウンサーも視聴したと言うと、「私も昨日見た。見ましたよ」と決勝をチェックしたと振り返った。上沼は「良かったわ」と印象を語り、「『良かった』というより、審査員がいま現役バリバリの人ばっかりでしょう。現役、そして一番ノッてる漫才の人ばっかりでしょう。だから、出場者のネタを分析したり、『あそこでもう一発欲しかった』とか、『初めはこっから入っていったけど』とか、ネタを分析して組み立てやって、『この方が良かった』いう味付けまで説明するから『すごい』と思った」と審査員を激賞した。

　上沼は「現役やからこそ言えんねん。わかれへん。そんなん、わかれへん。私らみたいなおばあさんは。絶対にわからないですよ。『元気良かったね』ぐらいしかわかれへん」と打ち明けて笑わせた。てつじが「感性的なもん（ですか）？」と聞くと、「そうそうそうそう」と認めた。

　北村アナは初審査員のミルクボーイ・駒場孝は、上沼が勇退前の2019年にチャンピオンになっていると紹介。選んだ側の上沼は「だって、ミルクボーイはおもろいもんなあ。（当時）ダントツやったなあ」と回想した。

　なお、上沼が最後に務めた21年は松本人志（ダウンタウン）、オール巨人（オール阪神・巨人）、上沼、礼二（中川家）、富澤たけし（サンドウィッチマン）、立川志らく、塙宣之（ナイツ）の7人が4年連続で務め、錦鯉が優勝した。