天海祐希、佐々木蔵之介には「躊躇なくガンガン」 石丸幹二との“ぶつかり合い”は「すごく楽しかった」
俳優の天海祐希が22日、都内で行われた劇場版『緊急取調室 THE FINAL』(12月26日公開、常廣丈太監督)のカウントダウンイベントに出席。撮影エピソードや作品の見どころを語った。

劇場版『緊急取調室 THE FINAL』カウントダウンイベント
俳優の天海祐希が22日、都内で行われた劇場版『緊急取調室 THE FINAL』(12月26日公開、常廣丈太監督)のカウントダウンイベントに出席。撮影エピソードや作品の見どころを語った。
テレビ朝日系連続ドラマとして2014年1月から4シーズンにわたって放送された『緊急取調室』シリーズ。天海演じる取調官・真壁有希子が緊急事案対応取調班(通称・キントリ)のメンバーとともに凶悪犯と心理戦を繰り広げ、第109回ザテレビジョンドラマアカデミー賞最優秀作品賞など数々の賞を受賞した。12年の時を経て、劇場版でついに完結を迎える。
多くの観客を招いて行われたこの日のイベントには、天海のほか、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、大倉孝二、塚地武雅、でんでん、小日向文世の「キントリ」メンバーに加え、劇場版ゲストの佐々木蔵之介と石丸幹二も登場。レッドカーペットから登場した主演の天海は「いよいよ公開になります。平坦な道のりではなかったのですが、皆さんに見てもらえることになって幸せですし、感謝しております」と笑顔を見せ、「力を貸してくださったみなさん、共演者のみなさん本当にありがとうございました。12年間の感謝を込めてお会いできることを心から幸せに思っています」と感謝の言葉を述べた。
劇場版について天海が「とても大きな自然災害の中にどんどん私たちが調べていった事件の裾野が広がっていきます」と説明し、シリーズ初登場の佐々木に「どうでしたか? 佐々木さん」と問うと、佐々木は「僕は丸裸にされました。見たら半裸かな(笑)」と冗談を交えながら、「取調室はいいですよ。本当に360度回りますから。実際の取調室はすごいみなさんがもてなしてくれました」と犯人役も居心地が良かったという。
佐々木と同様に劇場版初登場の石丸は「撮影の初日にクライマックスを撮ったんです。すごかったですね。(キントリの)空気を知らなかったので、こういう感じなのかと思いましたけど、あの後、私は寝込みました。そのぐらいパワーがあった撮影でしたね」と熱気に包まれた撮影だったことを明かしていた。
天海は劇場版初登場となった石丸と佐々木に言及。「佐々木さんとは共演回数が多いので、親戚みたいで気心が知れていて、遠慮することなくやりたいことをやらせてもらい、受けてもらえる信頼があるので、ガンガンいきました」と遠慮なく取り調べができたといい、「キントリに出てくださってありがたかったのと、ちゅうちょなく行けたことがありがたかったです」と感謝した。
石丸については「初めてなんですけど、上品で貴公子のような方を取り調べなくてはいけなかったんですが、私としては『すみません! 本当は攻めたくないんです』という感じでした。そのぶつかり合いがすごく楽しかったです」と好印象だったといい、石丸も「将棋の手をお互い考えながら打っているような緊迫感を出してくるんですよ。これに乗ると楽しくなって、いろんなことがありましたね」と天海との共演をしみじみと振り返った。
また、イベントの後半では、実際の撮影で使用された取調べ机と椅子を用意し、一般から寄せられた質問についてキャスト陣へ“生”取調べを実施。同コーナーでは天海が劇場版ゲストの佐々木と石丸を取り締まることになり、作品さながらの緊迫したやり取りが繰り広げられて観客を沸かせた。
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