【ズバリ!近況】「相棒」捜査一課の3人組でレギュラーだった大谷亮介語る「『相棒』見ていますよ」

劇団の運営は経済的に厳しくお休み中

 劇団「壱組印」っていう自分のやってる劇団もあるんですけど、それは6年前、還暦になったときに「大谷亮介ひとり祭り『男の人生六十年』」ってひとり芝居をやらせていただいたのが最後で、今はやっていません。劇団の運営を続けるのはお金がかかるんですよ。東京だと場所代も高いですから。

 その後は他の劇団の客演かプロデュース公演ですね。あと、女優のキムラ緑子さんと「ドリー&タニー」ってバンドを組んで歌やトークのライブを不定期でやったり、俳優の篠井英介さんと深沢敦さんと3人で「3軒茶屋婦人会」ってユニットを組んで女形の芝居をやったり。「3軒茶屋婦人会」の舞台は今年7月に公演予定だったんですけど、コロナで延期になって……次にやるとしたら再来年になりますか。年とっちゃって、お婆さんの話しかできなくなっちゃうなぁ(笑)。

年末年始も舞台が決まっている「死ぬまで勉強、修行のつもり」

 今年はこの後、同じくアーサー・ミラーの「セールスマンの死」という舞台の稽古が12月にあって、21年1月に公演することが、もう決まっています。でも、舞台にこだわっているわけじゃありません。テレビや映画も出ていますし、もっとやりたい。ちょっとキザな言い方すると、死ぬまで勉強、修行のつもりです。

 若い人がどんどん出てきて、こっちは年をとってるしメチャクチャ有名なわけでもないから、自分からアピールしたり、事務所にも積極的に営業してもらったりしています。そして、呼んでもらえたら、一生懸命やる。この9月には、知り合いのジャズシンガーの冴理(さえり)さんがYouTubeで「朗読と音楽・王様の耳」っていう動画の配信を始めて、声をかけてもらったんで朗読を始めました。YouTubeデビュー? ハハハ、そういうことになるのかなぁ?

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