【ズバリ!近況】「相棒」捜査一課の3人組でレギュラーだった大谷亮介語る「『相棒』見ていますよ」

人気ドラマ「相棒」(テレビ朝日系)が2020年で20周年を迎え、10月14日にはseason19がスタートする。楽しみにしているファンも多いだろう。その「相棒」に13年のseason12の第1話までレギュラー出演していたのが大谷亮介さん(66)だ。捜査一課の3人組の1人・三浦信輔刑事に扮しシリーズ人気を支えていた。大谷さんは「相棒」卒業後、どうしているのか。東京・渋谷の所属事務所で聞いた。

「相棒」三浦信輔刑事役で活躍した大谷亮介さん【写真:山田隆】
「相棒」三浦信輔刑事役で活躍した大谷亮介さん【写真:山田隆】

「相棒」はだいぶん前のことのように感じる

 人気ドラマ「相棒」(テレビ朝日系)が2020年で20周年を迎え、10月14日にはseason19がスタートする。楽しみにしているファンも多いだろう。その「相棒」に13年のseason12の第1話までレギュラー出演していたのが大谷亮介さん(66)だ。捜査一課の3人組の1人・三浦信輔刑事に扮しシリーズ人気を支えていた。大谷さんは「相棒」卒業後、どうしているのか。東京・渋谷の所属事務所で聞いた。

「相棒」を卒業したつもりはないんです。三浦刑事は死んでいませんからね(笑)。でも、レギュラーを降りてから、もう7年ですか。自分ではだいぶん前のことのように感じますけど、夕方に再放送を流しているから、ずっと覚えていただいているんですねぇ。自分はインターネットとかスマホとかやらないから、視聴者の声はわからないんですよ。「いなくなって寂しい」という声があるとしたら、ありがたいことです。

 今でも「相棒」の放送は見ていますよ。やっぱり、捜査一課の川原(和久)さんと山中(崇史)くんが気になります。そこばっかり見ちゃって、話の筋がわからなかったりしてね(笑)。「相棒」をお休みした理由は、半年間放送があって、そのうえ映画もあるから、1年のうち9か月ぐらい「相棒」のスケジュールがキープされるんです。その間に自分の舞台が入ると、そのたびに「相棒」のスケジュールに迷惑をかけるので、自然に自分の劇団活動はずっと延期していました。でも、そろそろ舞台も劇団も積極的にやらなくてはと思って、プロデューサーにご相談した結果です。

電車の中で台詞をブツブツ言っていたら…

 つい先日まで、10月1日に幕を開けるアーサー・ミラーの翻訳劇「All My Sons」と、もうひとつの舞台を同時並行で稽古していました。自分が関わった作品ではないですが、一部の劇場では、一時、クラスターが発生して問題になったりしたから、自分らも全員PCR検査して、毎日、稽古場に着いたら頭の先から足の裏まで消毒して、フェースシールド付けて稽古して……大変です。しかたがないですけどね。

 舞台の掛け持ちも新型コロナウイルスの影響です。あんまりやったことなかったんですけど、コロナで急に人が足りなくなって、演出家に呼ばれたんです。呼ばれるってことはうれしいことで、やりがいがあります。おかげで毎日、電車に乗ってウチから両方の稽古場まで通って、練習する時間が足りないほど。電車の中で台本を開いて台詞をブツブツ言っていたら、つい声が大きくなっちゃって、隣に座っていた人が変な顔してどっか行っちゃったこともありましたね(笑)。

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