「我々もびっくり」オープンハウス 初任給引き上げ、70万円のケースも…既存社員が思わず本音
住宅・不動産大手のオープンハウスグループが、2027年度の営業職新入社員の初任給を引き上げて40万円を支給、入社支度金と合わせて「70万円」になることが、同社への取材で分かった。ネット上では一連の報道を受けて、「夢があるねぇ」「ヤバっ」と反響が拡大している。同社の現役社員は「びっくりしている」と驚きを口にした。

「非常にプラスに捉えている社員が多いという感想」
住宅・不動産大手のオープンハウスグループが、2027年度の営業職新入社員の初任給を引き上げて40万円を支給、入社支度金と合わせて「70万円」になることが、同社への取材で分かった。ネット上では一連の報道を受けて、「夢があるねぇ」「ヤバっ」と反響が拡大している。同社の現役社員は「びっくりしている」と驚きを口にした。
同社によると、27年度に営業職で入社する新入社員の初任給を4万円引き上げ、40万円を支給する。初年度の年収は額面で「550万円以上」を想定しているという。
また、上京のための引っ越し代など「一人暮らしを開始する新卒入社社員に対する支度金」として、30万円を支給する制度をすでに導入している。場合によっては、初任給と入社支度金を合わせると、新人の最初の給料が「70万円」になる計算だ。
同社は待遇引き上げの取り組みを継続しており、2025年4月入社の新卒総合職の初任給を3万円引き上げ、36万円にしている。
人手不足が課題になっている不動産業界で、「優秀で活躍できる人材をより早期に確保することは必要不可欠」として、待遇の大幅アップによって、営業人材のさらなる拡充を図っていく狙いがあるという。
同社では、若手社員の活躍を重視しており、広報担当者は「20代で年収1000万円を稼いでいただけるような組織体制を取っています。実力主義という観点から、営業成績に応じた報酬をボーナスとして支給しています。すでに20代の営業部門社員の4割以上が年収1000万円以上になっております」と説明する。
さらに、既存社員の賃上げも検討しており、会社全体の人件費について1割増を想定しているという。
SNS上でも大きな話題になっており、「オープンハウスの 新入社員の初任給 ヤバっw 凄いなぁ…」「初任給40万円 20代で1,000万円 夢があるねぇ」「もらいすぎじゃない?」「大企業病のサラリーマン経営者にはできない有効な打ち手」「資本のある会社からどんどんこの流れが加速してくだろうね」「自分の時は初任給30万円(宅建ないと27万円)、引っ越し費用自腹でした。良い会社になりました」など、驚きが広がっている。
同社で働く既存社員は「我々もびっくりしているというところです」と、衝撃を受けた思いを明かした。そのうえで、「やはり、どの社も人材確保に苦労している現状があります。優秀な人材を迎え入れるには必要不可欠なことだと考えています。優秀な人材に入っていただくことで、会社としても売上に直結すると言いますか、業績も上がっていくと思うので、非常にプラスに捉えている社員が多いという感想を持っています」と話した。
あなたの“気になる”を教えてください