「衝撃的だった」懐かしのファミコン周辺機器たち 最新ゲームに通じるアイデアも
1983年に任天堂より発売されて以来、さまざまなゲームで世界中を楽しませてくれた「ファミリーコンピュータ」(以下、ファミコン)は、基本的に付属のコントローラーを使ってキャラクターを操作して遊ぶゲームが多い。そんななか、周辺機器を接続して楽しむ体感型のゲームも存在した。そこで今回は、ファミコンをより一層楽しくしてくれたユニークな周辺機器を振り返ろう。

高橋名人が愛用したファミコン周辺機器とは
1983年に任天堂より発売されて以来、さまざまなゲームで世界中を楽しませてくれた「ファミリーコンピュータ」(以下、ファミコン)は、基本的に付属のコントローラーを使ってキャラクターを操作して遊ぶゲームが多い。そんななか、周辺機器を接続して楽しむ体感型のゲームも存在した。そこで今回は、ファミコンをより一層楽しくしてくれたユニークな周辺機器を振り返ろう。
ファミコンの周辺機器で最初に思い出されるのは『光線銃シリーズ ガン』(任天堂)である。同機器は84年2月18日に西部劇ガンシューティングゲームの『ワイルドガンマン』(任天堂)と同時発売された銃型コントローラーだ。当時は同機器と銃を納めるホルスター、『ワイルドガンマン』のゲームソフトがセットになった同梱版が発売されたのも印象深い。
ネット上では「ホルスターに銃を納めた状態からの早撃ちゲームではまったく勝てず、いつからかテレビ画面に銃口をつけて身構えていた」「初めて使った時は、なぜ画面上の狙った場所を撃てるのか分からず衝撃的だった」などの声があがっている。
また、体感型ゲームといえば、マット型コントローラーで上に乗って遊ぶことができる『ファミリートレーナー』(バンダイ)も忘れられない。86年に『ファミリートレーナー アスレチックワールド』(バンダイ)とセットで発売された周辺機器で、今でいうところの『リングフィットアドベンチャー』(任天堂)のように運動しながら遊ぶことをテーマにしている。マット上で走ることでゲーム内のキャラが走りゲームが進んでいく仕組みだ。
同機器を使ったゲームは他にも『ファミリートレーナー エアロビスタジオ』(バンダイ)や『ファミリートレーナー 突撃!風雲たけし城』(バンダイ)など、さまざまなタイトルが発売されているのも魅力的だ。どのゲームでもマット上でバタバタと足踏みすることが必須のため、大きな足音で母に怒られたり、床に伝わる振動によってファミコン自体がバグってしまいゲームが進められなかったりと、ゲーム以外の部分での難易度が高かった記憶がある。
体感型ゲーム用の周辺機器ばかりではなく、一般的なゲームに使用できる十字キーがスティック型になったコントローラー『ジョイスティック』(ハドソン)も印象深い機器といえるだろう。同機器は1985年に発売され、主に『スターフォース』(ハドソン)などのシューティングゲームで使用されていた。
また、テレビ出演などで絶大な人気を誇っていた高橋名人が愛用していたが、コントローラー操作に慣れていた当時のゲームファンは、ジョイスティックを使いこなすことがなかなか容易ではなかったようで、ネット上では「子どもの頃、高橋名人に憧れ買ったものの当時は使いこなせなかった」と発売当時の思い出の声があがっている。
ファミコンゲームをより楽しくしてくれる周辺機器たち。その多くは最新のゲームでも使われているアイデアが散りばめられており、振り返ってみると感慨深いものがある。年末年始、ファミコンと周辺機器を押入れから探してみるのも面白いだろう。
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