橋本環奈、金髪特攻服の元ヤン脳外科医に「意外とやれる」 向井理の完璧ぶりも明かす

俳優の橋本環奈が、来年1月12日スタートのフジテレビ系連続ドラマ『ヤンドク!』(月曜午後9時)で主演を務める。高校を退学した元ヤンキー娘が親友の事故死をきっかけに、猛勉強で脳神経外科医となり、病気に苦しむ患者に寄り添いながら医療現場を改革していく物語。合同取材会で橋本は、初の「月9」主演への思いや撮影現場での雰囲気を明かした。

橋本環奈のビジュアルにも注目だ【写真:(C)フジテレビ】
橋本環奈のビジュアルにも注目だ【写真:(C)フジテレビ】

岐阜弁は「感情とイントネーションを合わせなきゃいけない難しさ」

 俳優の橋本環奈が、来年1月12日スタートのフジテレビ系連続ドラマ『ヤンドク!』(月曜午後9時)で主演を務める。高校を退学した元ヤンキー娘が親友の事故死をきっかけに、猛勉強で脳神経外科医となり、病気に苦しむ患者に寄り添いながら医療現場を改革していく物語。合同取材会で橋本は、初の「月9」主演への思いや撮影現場での雰囲気を明かした。(取材・文=幸田彩華)

 橋本が演じる田上湖音波(たがみ・ことは)は、都立お台場湾岸医療センターの脳神経外科医。新米ドクターながら「外科手術」と「血管内治療」の双方を扱えるスキルを持つ設定だ。フジテレビ系連続ドラマには、20年『ルパンの娘 第2シリーズ』、23年『トクメイ!警視庁特別会計係』などに出演しているが、今回は「月9初主演」。その心境を問われると、声を弾ませて言った。

「すごく楽しみです。小学生の時からいろんなドラマを見てきましたが、月9は“歴史あるブランド”を感じるので、緊張というより楽しみの気持ちが大きいです」

 解禁されたビジュアルでは、金髪ウィッグにショッキングピンクの特攻服姿も披露した。その撮影も楽しんだようで、「なじんでいましたよね。意外とやれるなって(笑)。白衣に“コンプライアンス”の当て字刺しゅうが入っていたのがすごく面白くて、ぜひ、見逃さないでほしいです」と呼びかけた。

 医療ドラマ出演は初めてではないが、より専門性の高い脳神経外科については「別物」だと感じていた。

「脳の構造はいまだに解明されていない部分も多く、先生方も救いながら日々勉強しています。医療の未来に希望を持てるところ、人の生命を左右するスリリングなテーマとなるのも視聴者が面白く感じる理由なのかなと思います」

 同作では、湖音波の地元・岐阜の方言で話すシーンもある。

「感情が動いた時に岐阜弁になるので、感情とイントネーションを合わせなきゃいけない難しさがあります。方言指導の先生が親身になって向き合ってくださるので、すごくやりやすいなと思います」

 主人公の豪快なキャラクターについては「ビールを飲んでガハガハ笑うというト書きを見て、『私のことを言っているのかな』と思いました(笑)」と言い、撮影は和気あいあいとした雰囲気で進んでいることも明かした。

「向井(理)さんや宮世(琉弥)くんと、ずっとたわいない話をしています。向井さんが『クロピドグレル300ミリ』などの難しいカタカナの医薬品名をスラスラ言っていて、みんなで『向井さん、滑舌が良すぎる』って盛り上がりました。向井さんは頭もいいし、かっこよくてスタイルも良い。それでいて、何でもさらっとやってのけるじゃないですか。『欠点を探そうって言うくらい完璧だよね』って話をしてました。まだ見つかっていなくて、ご本人は『あるよ』って言ってたんですけど、なさそうでしたね」

 父親役の吉田鋼太郎にも、橋本は「本当に面白い方で、血がつながっているかのような感覚すらあります」と信頼感を表現、その“怪演ぶり”を説明した。

「食堂のシーンで『湖音ー!』って大声で呼び止められるところも面白すぎて、『大声を出すだけでこんなに笑えるんだ』って思いました。娘をでき愛する“うざい親父”を本当にくどく演じるんですよ。どこまで使われているのか放送を見るのが楽しみですが、永遠に体現されていました。さすが鋼太郎さんだなと思いました」

 橋本は2月3日、この温かな雰囲気の中で27歳の誕生日を迎える。

□橋本環奈(はしもと・かんな) 1999年2月3日、福岡生まれ。2011年に『奇跡』で映画デビュー。16年公開の『セーラー服と機関銃 -卒業-』で初主演を務め、同作で第40回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞。同作の主題歌『セーラー服と機関銃』でソロ歌手デビュー。22年には舞台『千と千尋の神隠し』で主演。『NHK紅白歌合戦』では、22年から3年連続で司会を担当。数々のドラマ、映画で主演し、24年にはNHK連続テレビ小説『おむすび』で主演を務めた。

次のページへ (2/2) 【写真】ドラマ『ヤンドク!』の貴重なシーンカット
1 2
あなたの“気になる”を教えてください