松本若菜、NHKドラマで主演 共演に鈴木保奈美…医大入試の“不正”巡る社会派エンタメ作品
俳優の松本若菜が主演を務め、鈴木保奈美が共演する2026年春スタートのNHK連続ドラマ『対決』(全5話)の制作開始が16日、発表された。

理不尽に立ち向かう女性たちの姿を描く
俳優の松本若菜が主演を務め、鈴木保奈美が共演する2026年春スタートのNHK連続ドラマ『対決』(全5話)の制作開始が16日、発表された。
本作は、医大の入試において女子受験生の得点が意図的に下げられているという“うわさ”を耳にした新聞記者・檜葉菊乃(松本)が、医大の理事である神林晴海(鈴木)を追及していく社会派エンターテインメント。理不尽な現実に直面しながらも、それぞれの信念を貫く女性たちの対立と、その先にある未来を描く。
主演の松本は今作で、粘り強く真相を追う主人公の記者・檜葉菊乃を演じる。神林役の鈴木は、圧力と疑惑にさらされる医大の理事という難役に挑む。
脚本はNHKの夜ドラ『あなたのブツが、ここに』などで知られる渡邉真子氏、演出は映画『先輩と彼女』やNHKドラマでの演出実績を持つ池田千尋氏が担当。音楽は小山絵里奈氏が手がける。
松本と鈴木のコメントは下記の通り。
〇松本若菜
「“女性は結婚や出産があるから戦力にならない”。昔よく耳にしたこの言葉に、女性である私自身も違和感を覚えました。変わらない、変えられない現実の中で、無意識に染み込んでいた実感もあります。性別を理由に、本来得られるはずの評価がいただけなかったり、選べるはずの未来が閉ざされたりするのは本当に残念なことだと思います。能力や努力の成果で評価されるべき場面が、属性や偏見によってねじ曲げられてきた。そのような体質が、長い時間をかけて根を張ってきたのだと感じます。それでも世の中は、少しずつですが変わってきているように思えます。女性が一時的に職場を離れる時期があったとしても、長い目で見れば女性が社会にもたらす力はとても大きい。私はそう信じています。この作品を観てくださる方の心に、小さくても何か残っていただけるなら、菊乃を演じる私自身にとっても大きな誇りです。ぜひご覧ください」
〇鈴木保奈美
「誰と誰の、あるいは何と何の『対決』なのか、ということをずっと考えています。一つの出来事には関わる人の数だけ理由があり、理由の数だけ物語がある。一つの正解はなく、勝ち負けもない。霧の中を手探りで進むような、けれど確実に先に光は見えている。そんなイメージを保ちつつ取り組もうと思います」
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