お笑いトリオ・安田大サーカスのクロちゃんが15日、月曜レギュラーを務めるMBSラジオ『アッパレやってまーす!』（月～木曜午後11時30分）に出演。前田敦子、大島優子らOGが参加して話題を集めたアイドルグループ・AKB48の20周年記念の日本武道館公演（5～7日）を絶賛した。

「今年一番うれしかったこと」を聞かれた坂ノ上茜が「私の青春でもあったので、この姿をまた見ることができたのが熱すぎて。本当に夢みたいな時間で」とAKBの武道館公演を挙げ、クロちゃんも同調。2日目の裏配信を担当し、最終日は客席で観覧したといい、「むちゃくちゃ良かった。（OGが勢ぞろいした）最終日も良かったけど、感動したので言うと、2日目の時のOGの『根も葉もRumor』」とした。

　挑戦した高橋みなみ、小嶋陽菜らが卒業して久しい2021年発売シングルで、グループ屈指の高難度ダンス曲。クロちゃんは「その曲ってめちゃくちゃ難しいの。（親友の）たかみなも現役の子がそれやってるのを『私たちはこれできない』と（言っていた）」と告白し、「それこそ（19年卒業の）さっしー（指原莉乃）とかが『私たちもやりませんか？』って言って、（OGも）『やりましょう』と。たかみなが『やりたい。センター、私やりたい』みたいな感じでみんな盛り上がって。ホント、めちゃくちゃ練習してやったから」と努力した上でのパフォーマンスだったと説明した。

　クロちゃんは「普通って、そういうコンサートって、OGの卒業生たちは1曲か2曲、花を添える感じだけど、（今回はそう）じゃなくて、本気でやってたのが、ただのゲストじゃなくて、現役と一緒にやってたのがすっごく良くて」と熱弁。我が家・坪倉由幸も「素晴らしいね」と声を上げ、「当時の自分たちのヒットした曲をちょっと歌って帰るんじゃなく、今の子たちがやってる曲を自分たちがちゃんと覚えて。後輩にもリスペクトがあるし、素晴らしい」と続けた。クロちゃんは「そうそう」と同意し、「（OGが）言ってた。すごく良かったのは『今の子たちが頑張ってるから、私たちがこうやって出られるんだ』って言ってるし、今の現役のメンバーも『先輩たちが出てくれたおかげで、こうやって武道館で出られます』って」と双方の思いを伝えた。

　また、「最終日がダブルアンコールがあって、最後（の曲）は現役メンバーしか出なかったの。AKBの現役メンバーで『私たちの今からを見せます』って時に、今の4代目の総監督の倉野尾成美ちゃんが、『先輩がやってくれたおかげで出られてうれしいんですけど、正直、悔しいです』って言って。しっかり、『悔しい』って言って、最後をやったのが、すっごく良かったなって思って。（現役とOGの）どっちも得した感じがして良かった。20年間、応援してきて良かったなと思った」と真剣に語った。

　5日に出演した元HKT48の矢吹奈子は「久しぶりにたかみなさんの円陣があったんですよ。それが私的にはすごい感動したというか。ちょうど、現役とOGでバラバラの円陣にはなっちゃったので。OG側の円陣をたかみなさんがやってくれたんですけど、その時にも『卒業生として出るんじゃなくて、ステージに立ったらもうAKBだから』って言ってて、『かっこいい』って。『ちゃんとしっかりAKBとして魅せてください』っていうふうに円陣（の声）をかけてくれて。頑張れましたね」と振り返った。

　坪倉は「素晴らしい。初代総監督。最近では、クロちゃんと仲いいっていって好感度落ちてたからね」と指摘し、クロちゃんは「なんでだよ」と反応。矢吹は「本当に。最近、『クロちゃんの友達』って思ってたから。『やっぱ総監督だ』って」と打ち明けて笑わせた。