石川さゆり、大河で主人公の母好演「声も音楽に」豊かな感性で物語に華

現在放送中のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」に、主人公・光秀(長谷川博己)を温かく見守る母・牧役で出演している石川さゆり。27日に放送された第25回「羽運ぶ蟻(あり)」では、牧は故郷である美濃に戻り、伝吾(徳重聡)らと再会を果たす。

光秀を見守る母・牧を演じる石川さゆり【写真:(C)NHK】
光秀を見守る母・牧を演じる石川さゆり【写真:(C)NHK】

「歌い手では経験できない楽しさ」

 現在放送中のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」に、主人公・光秀(長谷川博己)を温かく見守る母・牧役で出演している石川さゆり。27日に放送された第25回「羽運ぶ蟻(あり)」では、牧は故郷である美濃に戻り、伝吾(徳重聡)らと再会を果たす。

 光秀が幼少期に死んだ父の代わりに「武士としての心構え」を諭す厳しくも心優しい母・牧を演じている。第25回では、十兵衛(光秀)とともに故郷・美濃を馬に乗り旅する様子が描かれた。

 壮健ながらもまだ若く、自分の行くべき道を選びかねている光秀を優しく、温かく見守る母・牧。第25回では、「誇りを持って、自分の思うがままに生きなさい。そうする中できっと自分のやるべきことが見えてくるはず」と光秀を諭す。これまでも、光秀の決断の節目節目で言葉をかけてきた牧。石川も「いいセリフがいっぱいありますね。十兵衛に母としての言葉を1つずつ置いているような、そんな気がしています」と牧の言葉の重みを実感しているようだ。

 撮影に臨んでいる石川は「楽しいことばかりです」とニッコリ。慣れないドラマの撮影現場でも「とにかくスタッフのみなさんの情熱がありますし、優しいです」と、周囲に感謝を忘れることはない。デビューから45年以上を経てもなお、第一線で活躍し続ける石川は「声も音楽に聞こえてしまう」と言う一方で、「お芝居の中でも、言葉を交わすセリフの中にちゃんと音があるんだ」と新しい気付きも口にしていた。

「津軽海峡・冬景色」や「天城越え」といった時代を超えて愛される名曲を世に送り続け、紅白歌合戦出場回数は42回を誇る。そんな石川は、“牧”という女性を通じどんなことを感じたのだろうか。

「歌い手は自分が真ん中に立って旗を振り、エネルギーをお客様に届けます。50年近くやってきましたが、今回は十兵衛が立ち上がっていくのを支える、見守る立場でしたので、歌い手では経験できない、人と人が心をつないでいき支えていくことの楽しさを感じました。歌もおもしろいですが、やはり“表現”は様々な角度でできますので、楽しいな、って。人を表現していくのはおもしろいですね」(石川)

 撮影を続けていくうちに髪が伸び、カツラではなく地毛で牧を演じるようになったことも明かした石川。「カツラを付けて演じるよりももっとナチュラルに光秀・十兵衛の母になっていけるのかなと思いました」と話し、「髪の毛が伸びていく中で役が自分に染みていき、そしてまた自分の身体の中でも牧という役が腑に落ちていくというものを体感しました」とうなずいた。

 物語はいよいよ室町幕府滅亡へと加速していく。石川は「きっと絶対に麒麟は来ますので、どうぞ楽しみにしていてください。でもいきなりは来ないんですよね。いろんな日があった先に、麒麟がくると思いますので、来るまでの過程、みなさんが作る人間模様、世の動き、そういうものを楽しんで、感じていただきながら、最後まで見届けていただきたいです。私も十兵衛の成長を、母としてちゃんと見守っていきたいと思います」と視聴者にメッセージを送った。

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(ENCOUNT編集部)

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