『ザ・ロイヤルファミリー』撮了 妻夫木聡は感慨「この先の夢の続きを見続けたい」
俳優の妻夫木聡が主演を務めるTBS系連続ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』(日曜午後9時)が14日に最終回(拡大SP)を迎える。放送を前に、妻夫木や目黒蓮をはじめとした全キャストがクランクアップを迎えたことが同日に発表された。

14日に最終回放送
俳優の妻夫木聡が主演を務めるTBS系連続ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』(日曜午後9時)が14日に最終回(拡大SP)を迎える。放送を前に、妻夫木や目黒蓮をはじめとした全キャストがクランクアップを迎えたことが同日に発表された。
本作は、山本周五郎賞やJRA賞馬事文化賞を受賞した早見和真氏による同名小説(新潮文庫刊)を原作に、競馬の世界を舞台に描かれる20年にわたる壮大な人間ドラマ。競走馬と共に夢を追い続けた大人たちが、家族や仲間との絆で奇跡を起こしていく物語だ。
第9話では、競走馬・ロイヤルファミリーに失明の危険を伴う角膜実質膿瘍が判明。一時は引退も視野に入る事態となったが、獣医師の沢渡有希(市川実日子)による手術と関係者の尽力により、奇跡の復活を果たした。そして、夢である有馬記念制覇に向けて再び走り出す姿が描かれ、大きな反響を呼んだ。
そんな中、妻夫木と目黒が暖かな夕陽に包まれるなかで撮影を終え、松本若菜、安藤政信、津田健次郎らを含めた全キャストがオールアップを迎えた。主人公・栗須栄治役を演じた妻夫木は、「キャストやスタッフの皆さん1人1人の愛が本当にビシビシ伝わってきて、1日でも多く現場に行って皆さんと芝居をしていたかったです」と名残惜しさをにじませた。
また、物語の中核を担った中条耕一役の目黒は、「お芝居という面で自分なりに新たなものを見つけ出すことができ、継承を受けることができた現場でした」と充実した表情で振り返った。撮影の最後には、佐藤浩市と松本がサプライズで現場に駆け付け、約3か月半に及んだ撮影が感動的なフィナーレを迎えた。
14日放送の最終話では、失明の危機を乗り越えたロイヤルファミリーが、重賞レースでの勝利という厳しい条件を前に、再び有馬記念の舞台を目指す姿が描かれる。一方で、展之(中川大志)が手がけるソーパーフェクトはクラシック三冠を制し、有馬記念の有力候補として立ちはだかる。
キャストのコメントは下記の通り。
○妻夫木聡
「正直まだ撮影が終わったという実感が全然湧きません……。こんなに愛のある現場というのはなかなかないと日々感じながら撮影をしていました。キャストやスタッフの皆さん1人1人の愛が本当にビシビシ伝わってきて、1日でも多く現場に行って皆さんと芝居をしていたかったです。栗須や耕造、耕一たちは有馬で頂点を目指していましたが、僕はやっぱりこのドラマが誰からも愛されるものでありたいと思っていましたし、“何を思い託していくのか”、そういうことに僕たちは向き合っていかなければいけないのだろうなと思っていました。僕は皆さんと一緒にこの先の夢の続きを見続けたいなと心から思っています。約3ヶ月半、本当にありがとうございました!」
○目黒蓮
「僕は今回、ナレーションは1話からやらせていただいていましたが、出演は4話の後半からで、こういう形で作品に関わらせていただく経験が今までなかったので、すごい緊張感が自分の中ではありました。でも、本当に周りの皆さんに助けられて、妻夫木さんはいつでも僕を守ってくれるような、温かい目線でずっと見守ってくださってて、すごく心強く現場にいることができましたし、(佐藤)浩市さんや塚原監督からもお芝居で色々なことを学ばせていただき、お芝居という面で自分なりに新たなものを見つけ出すことができ、継承を受けることができた現場でした。この現場で受け取ったものを、次は自分が誰かに受け渡していけるような、そんな大きな人になれるように、これからも頑張っていきたいなと思います。本当に素敵な作品、現場に出会えて幸せでした! ありがとうございました」
○松本若菜
「あっという間の3ヶ月半でした。妻夫木さんをはじめキャストの皆さん、そしてスタッフの皆さんが本当に細部にわたるまで、一つ一つを丁寧に作られていて、それを私も感じながら日々過ごしていました。神は細部に宿ると言いますが、本当こだわった先にある表現というのはこんなに美しいものなのだと、本当に身をもって改めて感じました。そして、この作品に携われたこと、私は本当に誇りに思っています。本当に本当に楽しかった3ヶ月半でした。ありがとうございました!」
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