ニッチェ、THE W優勝賞金の使い道 結婚式と家族サービス「家族の協力が無かったら成しえなかった」
女性芸人の中から一番面白い“笑いの女王”を決定する日本テレビ系『女芸人No.1決定戦 THE W 2025』で2005年結成、芸歴21目のニッチェが初優勝を飾った。生放送終了後に行われた囲み取材会で、江上敬子と近藤くみこが喜びと賞金1000万円の使い道、さらに初審査員を務めた粗品について語った。

今年は過去最多の1044組がエントリー
女性芸人の中から一番面白い“笑いの女王”を決定する日本テレビ系『女芸人No.1決定戦 THE W 2025』で2005年結成、芸歴21目のニッチェが初優勝を飾った。生放送終了後に行われた囲み取材会で、江上敬子と近藤くみこが喜びと賞金1000万円の使い道、さらに初審査員を務めた粗品について語った。
7年ぶり3度目の決勝進出となったニッチェは、Bブロックの3番手で登場し、エルフ、ヤメピに勝利してファーストステージを突破。ファイナルステージでは、Aブロックを勝ち上がった紺野ぶるま、視聴者投票枠で進出となったエルフとの大接戦を制し、9代目女王の称号を手にした。
マセキ芸能社で初となるビッグタイトルを獲得し、近藤は「信じられないくらいびっくりしています。いくらでも泣ける準備はできています。気が抜いたらすぐに泣ける。本当にうれしいです」とコメント。江上は「近藤さんはドライアイで悲しくなくても涙が出るタイプなのですが、さっき(優勝直後に)見えた涙は感情からの涙です」と説明した。
賛否を呼んだ粗品の審査については、近藤が「別の大会で審査員をされているのを見ていて、他の人が気を遣って言わないことを言葉にして言ってくれているだけ。あまりびびってはいなかったです。審査員発表からもすごく大会に注目が行くような立ち回りをしてくれた。本当に感謝しかないです」と言及。
江上は「ものすごく怖かったです。同じマセキのもめんとが1番最初に厳しいというか、普段我々が見ている賞レースの評価よりも、もう一歩踏み込んだことをおっしゃっていたので、『今年優勝者が出るのか?』『もしかしたら出ない可能性があるね』、なんて話していました」と舞台裏の様子を明かし、「結果、自分たちがネタをやる時には吹っ飛んでいましたし、粗品君が言ってくれることも的を得ていると思いました」と語った。
7年ぶりの決勝挑戦で栄冠を勝ち取り、以前挑戦した時との違いを聞かれると近藤は「2人とも年齢が40を超えている。20代とか30代前半の時のように、勢いのあるネタは数がない。しんみり、暗いというか、地味なネタが多いので大会に持っていけるのか悩みましたが、その中でも今の私たちにぴったりなネタを2本持ってきました」と話し、江上も「身の丈に合ったネタを作れるようになった。若い頃にやっていたネタは、息が続かないとか、体力面との戦いになってきて、今私たちができる1番身の丈に合っている、しっくりくるネタを持ってきた結果優勝できました」と自己分析した。
賞金の使い道を問われると、2020年に結婚した近藤は「結婚式や結婚パーティーをしていないので、これをきっかけにできたら。過ごしやすい時にやろうかなと思っています」と笑顔で回答。2児の母である江上は、「息子と娘に『これほしい!』と言われている非常に高いゲーム機がある。それを肩をぶん回して買います。優勝は確実に家族の協力が無かったら成しえなかったこと。夫にものすごく高いウイスキーをプレゼントします」と家族サービスを誓った。
今年は過去最多の1044組がエントリーし、決勝には、紺野ぶるま(2年連続5回目)、もめんと(初)、電気ジュース(初)、エルフ(4年連続4回目)、ニッチェ(7年ぶり3回目)、とんでもあや(初)、ヤメピ(初)、パンツ万博(初)の8組が進出。審査員は、リンゴ(ハイヒール)、川島明(麒麟)、田中卓志(アンガールズ)、哲夫(笑い飯)、友近、森田哲矢(さらば青春の光)、粗品(霜降り明星)が務めた。
○女芸人No.1決定戦 THE W 歴代優勝者
2017年 ゆりやんレトリィバァ
2018年 阿佐ヶ谷姉妹
2019年 3時のヒロイン
2020年 吉住
2021年 オダウエダ
2022年 天才ピアニスト
2023年 紅しょうが
2024年 にぼしいわし
2025年 ニッチェ
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