リアクティブターン制RPG『Clair Obscur: Expedition 33』が12日、米ロサンゼルスで開催された世界最大級のゲームイベント「The Game Awards 2025」で、「Game of the Year」を含む9部門受賞の快挙を成し遂げた。

　本作は、セガがイギリスのゲームパブリッシャー・Kepler Interactiveおよびフランスの開発スタジオ・Sandfall Interactiveと共同で、日本向けPlayStation5パッケージ版の製造・販売を手がけている革新的なリアクティブターン制RPG。幻想的な世界「ルミエール」を舞台に、「ペイントレス」と呼ばれる存在に立ち向かう第33遠征隊の戦いを描く。フランスのベル・エポックに着想を得たビジュアルと、リアルタイム要素を融合した戦闘システムが高く評価され、世界的なヒットを記録している。

「The Game Awards 2025」では、「Game of the Year」をはじめ、「Best Game Direction」「Best Narrative」「Best Art Direction」「Best Score and Music」「Best Performance」「Best Independent Game」「Best Debut Independent Game」「Best RPG」の計9部門で受賞。過去最多となる全12部門へのノミネートを果たし、世界中の注目を集めた。また、デジタル版とパッケージ版を合わせた世界累計販売本数は500万本を突破したという。

　さらに、受賞への感謝を込めて、全プラットフォーム向けに無料大型アップデート「Thank Youアップデート」の配信を開始。新エリアや新規楽曲、終盤プレイヤー向けの高難度ボス追加、戦闘中の瞬間を自由に撮影できるフォトモード実装など、多数の新要素が含まれている。

　PC版ではAMDのFSR 4に対応し、対応GPU環境での映像表現が向上。チェコ語、ウクライナ語、ラテンアメリカスペイン語など7言語が新たに追加され、対応言語は合計19言語となった。全プラットフォームでのパフォーマンス改善やハンドヘルドPCへの最適化も施され、さらなる快適なプレイ体験が実現されているという。