「人間関係のストレス」が断トツ1位 7割がハラスメント被害…2025年イライラ大賞
日本アンガーマネジメント協会が12日までに『2025年イライラ大賞』を発表した。全国の20代から60代の男女420人を対象に今年10月28日から同30日にかけて、インターネットで「怒りとストレス実態調査」を実施。今年、人々が最もイライラした出来事や社会現象を集計し、『2025年イライラ大賞』として下記のランキングをまとめた。

日本アンガーマネジメント協会が「実態調査」
日本アンガーマネジメント協会が12日までに『2025年イライラ大賞』を発表した。全国の20代から60代の男女420人を対象に今年10月28日から同30日にかけて、インターネットで「怒りとストレス実態調査」を実施。今年、人々が最もイライラした出来事や社会現象を集計し、『2025年イライラ大賞』として下記のランキングをまとめた。
順位 イライラしたニュース・出来事 割合(単一回答)
1位 人間関係のストレス(職場・家庭・近隣など) 38.8%
2位 物価・生活コストの上昇(食品・光熱費・家賃など) 15.2%
3位 政治・政策への不信感(政策の遅れ・説明不足など) 14.3%
4位 将来への不透明感・不安(就職・収入・老後など) 13.6%
5位 メディアやSNSでの過激・扇情的な発言・炎上騒ぎ 10.5%
今年最も人々をイライラさせたのは「人間関係のストレス(職場・家庭・近隣)」で、「物価・生活コストの上昇」、「政治・政策への不信感」が続いた。
この結果、同協会は「7割以上が何らかのハラスメント被害を経験し、半数以上が不眠・頭痛・不安感といった心身の不調を抱えていることが判明した」としている。また、6割が「怒りを我慢するタイプ」と報告。現代社会では「“他者の怒り”に日常的にさらされ、感情を内に溜め込みやすい構造が深刻化している」と結論づけている。
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