ディレクターから「喧嘩してください」 ホラン千秋、「自分らしさ」に悩んだ過去

タレントのホラン千秋が10日、中京テレビ『ホラン×サッシーのカイギカイギカイギ』(水曜深夜0時24分)に出演。“自分らしさ”に悩んだ過去を明かした。

ホラン千秋【写真:ENCOUNT編集部】
ホラン千秋【写真:ENCOUNT編集部】

中京テレビ『ホラン×サッシーのカイギカイギカイギ』

 タレントのホラン千秋が10日、中京テレビ『ホラン×サッシーのカイギカイギカイギ』(水曜深夜0時24分)に出演。“自分らしさ”に悩んだ過去を明かした。

 番組中、共演の指原莉乃が「バラエティーの現場って、昔はディレクターさんが『けんかしてください』って言ったらけんかしてたじゃないですか、全員が」と回想。「だけど、最近ってタレントの方が強くなってる部分も多いから、昔からいるタレントさんが若い子にけんかをふっかけなきゃいけない流れになって、たぶん若い子もディレクターさんから流れを聞いてたはずなのに、スカされちゃうパターンあるじゃないですか」と例を出した。

 続けて、「(若い子が)乗って来ない時に、『自分らしさ』ってなんなんだろうって……」と発言。「昔だったらけんかしてた人が重宝されてたけど、あとで例えば、その若い子がエピソードトークで『スタッフさんに言われてけんかしなきゃいけなかったんですけど、しなかったんですよ。私、そういうの苦手なんで。やりたくないんで』って言うのが賞賛される時代じゃないですか。自分らしさを貫いているであったりとか、『それでこそあなただよ』みたいな」と分析した。

 これを受け、ホランは「分かりますよ、その気持ちは」と納得。「20代前半の頃、それこそスキルがないし、何を還元できるか分からない。呼んでいただいたことに200%で応えたいけど、自分で『私、こういう武器を持ってます』ってカードを提示できないから、『とりあえずけんかしてください』って言われたらけんかしにいくわけですよ。でも、結局は『生意気だ』みたいになって……」と述べた。

 そのまま「自分も、たしかにそんなことで怒んないし。なんか、そんなことで突っかかりたくなかったけど、『じゃあ、ほかに何ができるんですか?』って言われた時にできないから、自分らしさについて本当に分からなくなっちゃって……」と告白。「当時のマネジャーさんに、私って何キャラなんですかね? って(泣きながら)反省会したりとかしました」と振り返った。

 ここで指原が「その結果、どう生きるのが自分らしいとか、立ち回りとか変わりました?」と聞くと、ホランは「結果、自分が持ってるもの以上はでないから、無理にやりたくないこととか、自分の信念に反することをやってまで(芸能界に)残れなくてもいいやっていうか……」と返答。「自分のままで勝負してうまくいったらいくし。うまくいかなかったらいかないで、キャラとか考えずにそのままで出てみようと思ったら、なんか段々とうまくいったみたいなところがあるので」と説明した。

 ホランは「家でダラダラして何もしない日も自分らしいじゃないですか。だけど、めっちゃ絶好調で『今日盛れてる』みたいな日も自分らしいじゃないですか。自分らしさに悩むってこと自体、そんなに考えなくてもいいのかなって思うんですよ」とコメント。

「“らしさ”って自分では分からないし、そもそも、すごいあいまいな概念だから。自分らしい自分っていうのは分からないけど、自分の好きな自分は分かるから、“自分らしく生きなさい”じゃなくて、“自分の好きな自分で生きなさい”って思うようにしたの」とも語り、指原を「最高。めっちゃいい」とうならせた。

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