「パズドラ」2020のチャンピオンが決定 解説コスケ氏も絶賛「運要素さえも排除」
「パズドラ」のプロ選手による大会「パズドラチャンピオンズカップ TOKYO GAME SHOW 2020 ONLINE」が26日に行われ、よしもとゲーミングに所属するプロゲーマー、あっき~が優勝した。
優勝賞金の300万円の使い道は「おいしいものを食べたい」
「パズドラ」のプロ選手による大会「パズドラチャンピオンズカップ TOKYO GAME SHOW 2020 ONLINE」が26日に行われ、よしもとゲーミングに所属するプロゲーマー、あっき~が優勝した。
今回の大会は「東京ゲームショウ 2020 オンライン」の「e-Sports X」STAGE内で実施され、この日は、「パズドラ」プロ選手13人によるリーグ戦「パズドラプロリーグ SEASON.2」で勝ち上がった上位入賞者6人と、最終選考トーナメントを勝ち抜いた上位2人の全8人によるトーナメント方式で行われた。
決勝は「パズドラプロリーグ SEASON.2」3位・海斗☆と、4位・あっき~の一騎打ちに。先に2勝した方が優勝という大一番で先手を取ったあっき~は、2戦目で相手に全くパズルをさせない試合運びを見せ、ストレート勝ちで王座に輝いた。1番大きなトロフィーを贈られたあっき~は「自分で言うのもなんだけど、勝負強さと自分のプレーがよかった。決めるところは決めて、最高に気持ちよかった」とうなずいた。
この日、解説を担当したコスケ氏は「パズル技術は海斗☆選手の方が上だったけど、今日に対するパーティー構築の精度が1番高かったのがあっき~選手だった」と勝敗を分けた両者の違いに言及。「構築とピック(編成)。その2つがすごく大事。プレイヤーのスキルは状況を変えるためには大事な部分ではあるんですけど、その運要素さえも排除するような準備が(あっき~選手は)1番できていた」と称えた。
試合後には、「僕が勝ち続けることに意味があると思う」と力強く言い切ったあっき~。小学校6年生だった2013年1月、友人の勧めで始めた「パズドラ」に次第にのめり込んでいった。初めて大会に出たのは中学3年生の時だったが、その時でその実力はすでに地区大会で準優勝を飾るほどに。18年のプロリーグ発足と同時にプロになり、以降も数々の大会で優勝を重ねてきたトッププレイヤーのひとりだ。
さらに「僕はつねにトップを走っていきたいし、『(自分に対して)リベンジをしたい』と言う選手をたくさん増やしていきたい。(試合を)見て楽しむ人も増える。僕もそういう反骨心から生まれた」とも語る。自らも昨年の大会で土をつけられた相手へのリベンジを誓っていたが、今大会での対戦は叶わず。「決勝で会う、そして決勝で倒すということでモチベーションが上がっていた。そういう気持ちの面でも大きくなっていってほしい」と今後のリーグ発展を願った。
あっき~は優勝賞金の300万円の使い道を聞かれると「おいしいものを食べたいですね。カニとか、ウナギとか……」とはにかみ、試合中とはまた違った表情も見せた。次の戦いの舞台は、12月に行われる「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2020 KAGOSHIMA」。王者として、挑戦者の前に立ちふさがる。