フワちゃん、プロレスに「本気で向き合います」 涙で会見…師匠の葉月「禊ではなくて夢の一歩」
女子プロレス団体・スターダムが10日、都内で『JR東海 推し旅 presents STARDOM DREAM QUEENDOM 2025』(12月29日、東京・両国国技館)ファン参加型の公開記者会見を開催。主要カードに名を連ねた面々が登場した。

記者会見でも涙・涙……師弟対決「葉月vsフワちゃん」
女子プロレス団体・スターダムが10日、都内で『JR東海 推し旅 presents STARDOM DREAM QUEENDOM 2025』(12月29日、東京・両国国技館)ファン参加型の公開記者会見を開催。主要カードに名を連ねた面々が登場した。
まずは岡田太郎社長が登場し、12.24『STARDOM YEAREND X’mas NIGHT 2025』(東京・後楽園ホール)でハイスピード選手権(王者・星来芽衣vs水森由菜)が決まったことを発表。
そして翌12.25『プロレスファン必携アプリSTOMPING presents NEW BLOOD X’mas NIGHT』(東京・ベルサール渋谷ファースト)で開催される、フューチャー・オブ・スターダム選手権(王者・HANAKO vs 梨杏)の調印式が行われた。梨杏は将来への抱負を語ったが、HANAKOは「(同じE neXus Vの)梨杏を引き上げたい。私の情けで決まったタイトルマッチ」とバッサリ切り捨てた。
続いて12.29両国大会の記者会見へ。まずは親友でもあるSareeeとシングルマッチを行うなつぽいが登場。「この戦いには言葉はいらない。両国のリングの上がすべてかなと。Sareeeに言うことは、先日のフォール勝ちはまぐれではない、昔のようなチャレンジマッチにならない、ということ。親友としてではなく、プロレスラーとして覚悟を決めて戦う。お客さんの心に、記憶にこびりつくような戦いを見せたい。なつぽい史上、最高・最強の試合をお見せします」と抱負を語った。
次に登場したのは、“師弟”シングルマッチを行う葉月とフワちゃん。
フワちゃんはコスチュームにTシャツといういでたち。「葉月さんは私の覚悟を見抜いている。だからこそ、この世界の厳しさを教えてくださった葉月さんを指名させていただいた。全力で倒しに行くのでよろしくお願いします」と意気込んだ。
一方の葉月は「再デビュー戦の相手に選んでくれてありがとう。これは禊(みそぎ)ではなくて、新しい夢の一歩。悩んだ末に連絡をくれて、一緒にご飯に行ったよね。リングでの戦いは危ないことは伝えた。それでもフワちゃんはスターダムのリングで戦うことを決めてくれた。師匠として、真正面からぶつかりたい」と語るも、涙を隠し切れなかった。
これにフワちゃんも「テレビの企画で挑戦したときから、プロレスへの憧れや夢はずっとあった。騒動があった中、覚悟が決まった時点で葉月さんに連絡を取った。葉月さんという心強い師匠がいるので、命の危険がある厳しさはありますが、強いものが残る世界に足を踏み入れて、本気で向き合いますのでよろしくお願いします」ともらい泣きした。

上谷と安納はせっかくのドレス姿も感情むき出しの大乱闘へ
続いてゴッデス・オブ・スターダム王者チーム・BMI2000(刀羅ナツコ&琉悪夏)に挑戦する“さくらら”さくらあや&玖麗さやかが登場。
BMI2000は「本来なら無視して終わりだが……会見をボイコットした理由は単純。出向く価値のある相手ではないと判断したからだ。価値のない相手に時間を割くほど、我々は暇ではない。憧れのあの人のように散って見たらどうだ?(以下、H.A.T.E.のイベントの告知)」との代読コメントを寄せた。
さくらは「会見にも来ないし、手紙の内容も酷すぎる。あなたたちに会うために来たファンの方々の気持ちを考えた方がいい。両国では逃げられないからな」と怒り心頭。玖麗も「そんな理由で会見を欠席するチャンピオンは許せない。悔しいけど、今のスターダムには黒い光が輝いている。闇が深ければ深いほど、明けた光は美しい。そんなタッグに、私たちがなる」と決意を語った。
その後、ワンダー・オブ・スターダム王座を賭けて戦う王者・小波と飯田沙耶が登場。飯田は「てめえが用意したゲーム、クリアしてやったぞ。あっしがやっとの思いでつかんだチャンス、今までの自分の思い、壮麗(亜美)と約束した思い、羽南さんに託された思い、全部ある。背負うものが大きくなればなるほど、あっしは強くなる。てめえを終わらすのは、あっしだ」と必勝宣言。
対する小波は「飯田と壮麗の試合、すごく面白かったよ。なぜ二人を戦わせたのか分かるか? バカだから分からないか! 服もかぶっちゃっているし……。黄金世代と呼ばれる中で、お前の言う仲間が、シングルに向かいたいお前の足を引っ張っていたんだろ? 両国大会、バッドエンドで終わらせてやる」と太々しく語った。
最後に出てきたのはワールド・オブ・スターダム王座をかけて戦う王者・上谷沙弥と安納サオリ。
安納は「10年前、売れない役者をしていた。その私がプロレスの魅力を知ってどんどん好きになった。いつしか、そのプロレスを届ける行動をしてきた。でも、厳しかった。それを……上谷沙弥がやってのけた。すごいと思い反面、悔しくて。今の上谷に勝ったらどんな景色が見えるんだろうと、確かめたくなった。(挑戦表明した日は)本当に怖かった。でも勇気をもって上谷の前に立った。頂点に私が行く」と力強く宣言。
上谷は「サオリちゃんが沙弥様にこんな風に思ってくれていたなんて初めて知ったから、超大興奮。もっといじめたくなったわ」。そのまま安納に近づいて罵詈雑言を浴びせると大乱闘に発展。安納が優勢で終わると、上谷は「悪夢を見るのはお前だ!」と捨てセリフ。二人はボロボロになって引き揚げた。
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