元日向坂46の俳優・加藤史帆が、24日午後10時よりフジテレビで放送されるクリスマスイブSPドラマ『ドビュッシーが弾けるまで』に出演することが10日に発表された。加藤がフジテレビのドラマに出演するのは今回が初となる。

　本作は、最愛の妻を亡くし人生の時計が止まってしまった渡会喜一郎（國村隼）と、ピアニストの夢を諦めた28歳の佐々木匠（尾崎匠海）が偶然出会い、“ピアノ”と“ウイスキー”を通して心を通わせていく姿を描いたハートフルなドラマとなっている。

　加藤が演じるのは、匠の幼なじみで恋人の須藤ゆりあ。デザイナーとして活躍する28歳で、夢にふたをしたまま足踏みを続ける匠の背中を押す存在だ。作中では匠との結婚話も持ち上がるが、「今じゃない」と返すなど、人生の岐路に立つ2人の選択に注目が集まる。

　加藤は日向坂46の中心メンバーとして活躍し、卒業後は俳優として本格的に活動をスタート。ドラマを中心に表現力を磨き続けており、本作でついにフジテレビドラマ初出演を果たす。國村や尾崎とは今回が初共演となる。

　番組のポスタービジュアルも完成。冬の夜明けを思わせる空気感の中、ピアノを連弾する喜一郎と匠の姿を中心に、ゆりあや喜一郎の亡き妻・小百合（片平なぎさ）など登場人物たちの表情がコラージュされ、幻想的かつ上質な雰囲気を醸し出す仕上がりになっている。また、予告編映像も同日午後7時に初解禁され、TVerやフジテレビ公式YouTube、ドラマ公式SNSで随時配信されている。

　加藤のほかにも、レストランの店長役にお笑いコンビ・マシンガンズの西堀亮、写真店の店主役に俳優の春海四方が出演。個性豊かなキャストが集結し、ドラマを彩る。

　加藤のコメントは下記の通り。

――今作のオファーを受けた時の感想をお聞かせください。

「心が温まる、クリスマスにぴったりな物語だと感じました。私が演じるゆりあは一本芯を持った女の子。その内面の強さを表現できたらと思います」

――初共演の國村隼さんの印象をお聞かせください。

「今日はじめてお会いしましたが、おおらかでとても優しい印象を受けました。テレビでずっと拝見してきた方とご一緒できることが本当に光栄です。尾崎匠海さんは、日向坂46として活動していた頃に歌番組でご一緒したことがあり、今回俳優として再び共演できるのがとても新鮮です。優しく声をかけてくださり、撮影がますます楽しみになりました」

――最後に放送を楽しみにしている視聴者の皆さんへメッセージをお願いいたします。

「“一歩踏み出すと世界は変わる”というメッセージが込められた、クリスマスにぴったりな温かく優しいドラマです。ぜひ楽しんでご覧ください」